サルヒツの酒飲みライフ♪【第197回】
ミガキイチゴ・ムスー
ヴィンテージ:記載なし
発売元:㈱GRA
生産者:マンズワイン
所在地:宮城県亘理郡山元町
タイプ:スパークリングワイン
原料:みがきいちご100%
アルコール:12%
販売価格:3,500円(税別)
※味覚の表現は飽くまで個人的なものです
ひつぞうです。苺100%で作ったスパークリングワインを頂きました。宮城県山元町は以前から苺栽培が盛んな町ですが、2011年の東日本大震災で発生した津波で壊滅的な被害をうけました。山元町の農業を復興させたい。IT業界からUターンした実業家・岩佐大輝さんは“食べる宝石”と呼ばれるミガキイチゴをブランド化。苺そのものは勿論、スイーツ、ワインなど幅広く展開しているそうです。以下、テイスティングメモです。
★ ★ ★
化粧箱入りのワインを、どうしても買いたいとせがまれたのが事の次第である。
「たまにはさー。ワインも飲ませてくれよ」 酒ばっかじゃんね
生産者はもちろん、ミガキイチゴとは何かも全然知らなかった。でもワインはその方が面白い。失敗も当然あるけどね。
「個性があるからワインは何でも愉しめるだよ」
しかし、一個1,000円の苺ってどんな味なんだろうね。
「いろんな会社の名前が並んでいるにゃ」
㈱GRAはミガキイチゴを商標化して農業支援している企画会社だからね。ワインそのものにはタッチしていない。マンズワインで製造して、販売はモンデ酒造が担当しているってことだろうね。意外かもしれないけれど、たとえばサントリーやメルシャンみたいな超大手は、企画・製造・販売を一貫して行うけれど、醸造と小売りを分業するパターンは少なくないよ。
では抜栓。
やっぱり夏はスパークリングだね。
第一印象はフレッシュで上品なベリーの甘味。酸は極極やさしい。
「中辛だけどサルには結構あまい」
おサルの好みはあくまでドライなのだ。
泡の持続性が高いね。あとから中辛らしくアルコール感が増してくるよ。
でお料理は?
「いい水茄子をゲットした」
茄子のステーキ
調味料は?
「醤油と味醂だの。あとはニンニクと生姜も利かせた」
すごく香ばしいよ。
「ゴマ油が決め手だにゃ」
お酒のお供にピッタリな茄子だけどワインにもよく合うね。
「レシピ次第だの」
どちらかと言えば、ベリー系のテイストに特化した、オーセンティックなスパークリングだったね。価格はブランド料も反映されているのかもしれない。ドライなタイプが好みの人には甘く感じるかもしれない。泡の持続性が高く、オレンジ色の美しいワインなので、パーティや記念日など、晴れやかな舞台に相応しいかもしれない。
「やっぱりワインが好き!」
(おわり)
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