サルヒツの酒飲みライフ♪【第65回】
リュードヴァン ソーヴィニヨン・ブラン 2021
製造年:2021年
生産者:㈱リュードヴァン
所在地:長野県東御市
タイプ:白
使用品種:ソーヴィニヨン・ブラン100%
アルコール:12%
販売価格:4500円(税別)
酸化防止剤(亜硫酸塩)使用
※特約店・直営ショップ・自社ネット販売
ひつぞうです。今夜は久々のワイン。酒ばかりだとおサルが暴れるからです。
「むきゃー!」
もう暴れてました。
「そうじゃない!冷蔵庫のチルド室が日本酒に占領されてゆ!」
ほら、日本酒はセラーに置けないから。
「なんでワインが良くて酒がダメなのか、てんで理解できないだよ」
日本酒の敵は「温度」「日光」(蛍光灯含む)そして「空気」なんだよ。
横にしたら空気との接触面が増えるでしょ?
「どーでもいいから何とかして欲しい!」
飲むしかないね(笑)。
★ ★ ★
ということで、今夜紹介するのは長野県東御市のドメーヌ《リュードヴァン》のソーヴィニヨン・ブラン。2021年ヴィンテージから仲間に加わった。一度《シャンブルドット》に宿泊した際にディナーで頂戴しているが、未開栓の状態で一度味わってみたかった。その完成度は国内はもとより海外のワインでも追随できない。と僕は思う。
「サルも思う」
※小山さんのワイン作りについては既に報告済みなので、ここでは改めて記しません。
早速取り出した。二個月半ぶりの御対面。シャンパンボトル並みに重い…。
ソーヴィニヨン・ブランといえば、よく“青りんごの香り”に例えられるね。でもこれは違うよ。
今回はこのワインのために、テレビ番組《博士ちゃん》で紹介された千葉県木更津市のクルックフィールズが生み出す自然派チーズを取り寄せてみた。紹介された瞬間にサーバーダウンするのが常だが、今回は無事ゲット。
「水牛のお乳でできたリコッタとモッツアレッラだにゃ」
マリアージュするかどうか。微妙な組み合わせだけど、共通するのは《大地》の恵みを最大限活かした農産物であること。いわゆる“自然派ワイン”の意味ではない。このくだりも《シャンブルドット》の章で記したので割愛する。長くなるし(笑)。
「知りたい人はネットで調べてちょ」
トップは鮮やかな蝋で封をされている。オープナーで開けて注いでみた。この瞬間がワクワクする。
「なんか少しピンク掛かってない?」
ホントだね。白桃色に極々わずかに桜色が差しているね。
持続性の高い香りがする。グランヴァンの予感。
「飲もう!」
まずチェリーのニュアンスが舌の奥で感じられる。優しい酸も。だが、ワインそのものはボトルと同じ。白なのにしっかりした存在感。今まで飲んできた(とりわけ第三国の)ソーヴィニヨン・ブランは一体なんだったのか。そう思わずにいられないエレガントさ。暑い季節に軽やかに飲む。それがこの品種のイメージだったのだが、印象が変わってしまった。リュードヴァンの白。やはり“買い”である。
で、料理はどうなったの。
「今夜は洋風にゃ」
カプレーゼ
「モッツァレッラの定番だにゃ」
どれどれ。
お!確かに獣乳の新鮮な香りがするよ。
「脂肪分は感じないにゃ。瑞々しいお乳の香りだにゃ」
なんていうの?これ。水牛乳?
「牛乳でいいんじゃね?」
では今度はリコッタ。
やはり瑞々しい。
新鮮なサーモンとアボカドのサラダに載せて
ディルの香りがワインとチーズを旨く繋いでいる。
「サルのワザだにゃ」
御馳走様でした。偉大なワインの時は食材は控え目がいいね。
「どーでもいいけど、最近ほとんど酒ブログだにゃ」
大丈夫。そればかりが人生じゃないから♪
(おわり)
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