翌朝目覚めると軽い二日酔い・・・。


いくらピッチが早かったとは言え、中生3杯に梅酒2杯程度で頭が痛いとは、やはり疲れていたのでしょう。

部屋の中は明るくなっていますが、やはり停電のままで、洗面所の水の出も悪いので、歯を磨くのでやっと。

とてもシャワーは無理です。支度してフロントでチェックアウトし、(気持ち700円ほど割引してくれたようです)トラックに乗り込み出発しますが、当然信号も消えたままです。


でもこんな時トラックは楽で、視点は高いし、乗用車の様にノーズはないので見通しが利きます。

ダンセンはこの手のトラックに15年乗って、住宅地を走り回ってましたから、運転にストレスは感じないのですが、気がかりな事がひとつ。


燃料です。


来る時は高速でも現地でももう燃料不足は解消されていたので、まったく心配せずに、カラカラになるまで、

入れないで大丈夫とタカをくくっていたので、もうエンプティー寸前。いつランプが点いてもおかしくありません。

ところがどこの給油所も停電では機械が動かないので臨時休業しています。刻一刻と迫る燃料切れ、やってないスタンド。

とうとう倉庫に到着してしまい、1トン近い荷物を手下ろししながらも燃料の事で頭は一杯です。


【実はこの荷物、集荷の時はパレット(フォークリフトで運ぶ為の台座)に乗っていたのですが、

無駄にオプションがいいレンタトラックで、パワーゲート付きだったため、パレットのまま積めなかったのでした。

パレットに積んであれば、納地でもフォークで下してもらえたのですが、自分でパレット敷いて、その上に積むと言う2度手間をさせられたのでした。】


で、納品も済んで、倉庫の人にやってそうなスタンドを聞くと近くに宇佐美があると教えてくれます。

ところが教えられた道が間違っていて、なおかつレンタカーのナビのデータが古くて、

新興地のその辺りの道路データも入っておらず、またしてもスタンド難民として彷徨うハメになるダンセンなのでした。つづく