◆第94回高校野球選手権兵庫大会 ▽2回戦 八鹿1―4報徳学園(13日・明石トーカロ)2年ぶりV奪回を目指す報徳学園のエース右腕・田村伊知郎(3年)が、初戦の八鹿戦で9回を5安打1失点で完投。99球で8奪三振、無四球という上々の滑り出しに「東福岡に敗れて切り替えられた」と、ドラフト上位候補左腕・森雄大(3年)の存在があったことを明かした。

 転機は、1日に福岡市内で行われた練習試合だった。先発した田村は7回6失点で、森との投げ合いに完敗した。プライドをボロボロにされ、永田祐治監督(48)から「お前はドラフト候補じゃない。勝てる投手になれ」とゲキを飛ばされた。「僕ができることはしっかりコントロールすること」。力勝負を優先してきた自分の投球を省みた。

 足元を見つめ直し、きっちり結果を出した。「一球に対する気持ちで負けないようにしたい」。1年夏の甲子園で鮮烈デビューした報徳のイチローが、大人の投球術で自身3度目の聖地へ舞い戻る。

(2012年7月14日11時24分 スポーツ報知)