<高校野球静岡大会:興誠5-2浜松南>◇14日◇2回戦

 第2シード興誠は5-2で浜松南を下し、第3シードの東海大翔洋は5回コールド発進も、第5シード三島は2-3で浜北西に競り負けた。3回戦は19日、7球場で16試合が行われる。

 最後は怒りの投球だった。第2シード・興誠のプロ注目右腕江越裕樹(3年)が9回7安打2失点9奪三振ながら、自己採点は「0点の投球」(江越)。試合後は何度も首を振った。

 前夜13日は「公式戦の前にしては珍しく熟睡」でき、午前5時1分に目覚めた。近所のコンビニまで散歩をし、家族5人で朝食を食べているとき冗談で「緊張するなー」と言った直後から、極度の緊張に襲われた。試合前に必ず2杯は食べるという「豚肉の焼き肉丼」を1杯目の3分の2を食べた所ではしが止まった。その時、前日13日の少年野球大会で特大本塁打を放った弟竜真君(泉小6年)の両手を10秒間、握り締めパワーを吸収。初戦の緊張も、何とか乗り切った。

 9回にこの日、最速135キロを記録し、勝利の瞬間は「オッラァー」とほえたエース。1年秋から強豪・興誠の背番号1を背負う江越の夏が始まった。

 [2008年7月15日12時39分 紙面から]