昔、旅行先で写真を撮り、家に帰ってから現像に出して、
その写真の出来上がるのが、楽しみでならなかった思い出
ありませんでしたか?
でも、デジタルカメラが普及した今では、そんな楽しみ方は、
もうなくなりましたね。
僕も、自分所有の一眼レフを、06年春に買い替えてからは、
すっかりデジタルの魅力にとりつかれています。
何といっても、その場で写真を確認できるのは大きいですね。
失敗していたら、消去して撮り直せばいいんですから。
フィルムで長く撮影していた者には、デジタルでは当たり前の
この機能が偉大に思えるのです。
画質もフィルムと比べても遜色なく、夜や室内など、暗い所では、
デジタルの力は素晴らしく、かなりきれいに撮影できます。
もう手放せません。
仕事の方では、2003年頃に、デジタル化が急速に進み、
今では、スポーツの現場(テニスの現場)で、デジタルを
使ってない人を見ることはまずありません。
T.Tennisでは、完全にデジタル化されています。
銀塩写真とデジタル写真――。
僕は、アナログとデジタル両方を体験してきているんですね。
考えてみると、ラッキーな世代なんだと思う。
若いカメラマンの中には、フィルムの入れ方を知らない人も、
出現してきていますからね。
昔、カメラ好きの父さんに、フィルムの入れ方から始まって、
カメラのことを、いろいろ教わったのは、懐かしいいい思い出です。
個人的には、デジタルの新しい技術は大歓迎です。
撮れる力を、さらに与えてくれているような気がするのです。
わが愛機、キヤノンEOS5Dで、
もっともっとその瞬間を、その記憶を、そして、その思い出を、
切り取っていきたいですね。