潜水服


監督:ジュリアン:シュナーベル

出演:マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ、マリ=ジョゼ・クローズ


『ぼくは生きている。』


「それまで有名雑誌の編集者として活躍し幸せに暮らしてきたのに、突然体に自由を失うロックト・インシンドロームに冒されたジャン・ドミニク=ボビー。ある日突然襲った不幸で、彼が自分の力で動かせるのは左眼だけ。左眼の瞬きによってコミュニケーションを取る方法を覚えていった彼は、本を綴り始めた」


あまりにも胸が痛みそうな予告に、見るのをためらっていましたが、評判が高いようなのでレディースデーで観賞。


かなりドキュメント風な雰囲気を感じました。

予想していたよりも淡々と進み、泣かせようという意図がなかったのが意外。


タイトルの潜水服は、身動きの取れない自分の状態を潜水服を着て水の中にもぐっているような状態だと彼が言った言葉。もどかしさ、窮屈さ・・色々なものが詰っています。


とても印象的なのは、何度も何度も無音になること。

冒頭から、彼の左眼の視点だけの映像・・そこでも無音が続き、とても息苦しい。

音が消えるたびに観客も彼の苦しさが伝わってくる・・。


重度の患者さんが入院する施設を持つ病院、そこのスタッフの方々はとっても親切でとても素敵な人ばかり。それがとても救いでした。

もし少しでも傷つけるような言葉や態度が見え隠れしていたら、見ていてとてもとても辛い気持ちになったと思うから。