次女のスイミングのこと。

一年生の四月から始めて、もう丸二年が経とうとしている。

ここへきて、辞めることにした。
何故なら、サボってばかりで、ろくに行かないから。この二年間のうち、半分も行ってないだろうというくらい、サボってばかりいた。

スイミングだから、かるい風邪でも大事をとって休ませていた。休んだ後は必ず、サボる。

自宅前からスイミングバスに乗って行くのだけど、バスの時間が近づくと、電話が掛かってくる。ある時は、
喉が痛い、ある時は頭が痛い、怠い、鼻血が出た…、時には、ゴーグルがないから、支度が遅くてバスに間に合わなかった~、…ありとあらゆる言い訳を使ったんじゃないかな?

始めは信じた。でも何回目かから、おかしいなと疑いはじめて、ある時から叱るようにした。

仕事中に電話で、あーじゃない、こーじゃないと言われても、そんなに細かく対応できないから、大体は「じゃぁ、休みなさい。」となり、家に帰ってから一応事情を聞いて、必要なら叱った。

でも、一向に辞める気配はなかった。

あまりに続くので、辞めさせるよと脅した。でも、サボるのは辞めなかった。

もう、私も大分、呆れていた。だけど、一度始めたのだから、最後まで全うして欲しかったから、次にサボったら辞めさせるよ!と言いながら、何度か許してきた。

それがいけなかったのかな?

月曜日、とうとうなんの連絡もくれなかった。勝手にサボった…。
家に帰ると、手紙が書いてあった。子供らしい言い訳がそこにはあったけど、本人は全く悪びれもせず、にこやかに「おかえり」と言っている。

完全に、ごまかすつもりなのだ。

ショックだった。嘘のつき方が、一段進んでしまっている。

もうこれ以上、嘘をつかせてはいけないと感じた。
そして、これ以上、辞めさせるよと言いながら許すのは辞めようと思った。

次女には、どうしても甘くなってしまって、長女には絶対許さないことも次女には許してしまう、ということが沢山あった。だから、彼女は、何をしても許されると学んでしまっている。

母親として、恥ずかしい。

本当は、スイミング、最後までやって欲しい。でも、もう許すことはできない。

父親にも相談した。

そして今日本人にも改めて、辞めさせることを告げた。

泣いて抵抗することもなく、あっさりと頷いている…。悪かったと思わないのかな?

この子は諦めが早いのよね…。

これで、わかってくれるだろうか?
改心して、他のことも頑張って呉れるな?

この子は、もう、何一つ満足にやり通せるものがない。学校の勉強も持ち物の管理や整理も、宿題も、ピアノもバスケも、どれもこれも、やったりやらなかったり、そのときの気分次第。

しかも、嘘を平気でつく。

マイペースにも程があるし、自分の子供だけど、ちょっと嫌だな、とかんじてしまった。これだけ何度も何度も同じことを説教してきたのに、まだ出来ない…。馬鹿なのかな?と思ったこともあった。

私の中で、限界を感じてしまった。
このままでは、私はあの子のことを諦めてしまいそうだ…。




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