昨日から赤ちゃんが個室にやってきました。
私の病院は赤ちゃんと過ごすスタイルにいくつか選択肢があり、
私は昼間は一緒に過ごして、夜は看護師さんに預けています。

よく寝る良い子でたいへん助かるのですが、
それでも無意識に気を張っていたのでしょうか、
昨夜20時に赤ちゃんを預けた後、眠すぎて21時に就寝。
しかし早寝すぎて深夜0時頃に起きてしまい、そのまま朝まで眠れず……。
とは言え、朝から今のあいだにもちょくちょく短い眠りを挟んでいるので、
案外、平気なものです。
ショートスリーパーではなかったはずなのに、
赤ちゃんに起こされる夜を想定して身体がそうなっているのでしょうか。
気の早い身体です(笑)。


今日は陣痛のあいだどのように過ごしたか書こうと思います。
経過レポートで言うところの序盤の部分ですね。

 

 

☆★☆*…*…シリーズ「出産しました!」時系列順…*…*★☆★

 1.経過レポート
 2.陣痛中にやっていたこと
 3.分娩初体験
 4.旦那さんの動き
 5.アイテムあれこれ記録
 6.産後の経過・前編
 7.産後の経過・後編
 8.実感は後からやってくる

☆★☆*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*★☆★


予定日は、4月15日でした。
……スカされました……。

翌日16日、一週間ごとの検診のため病院へ。
いやはや、イメトレはしていたものの不意をつかれました(笑)。
経過レポートに書いた流れで「このまま入院しましょう」と言われ、
私よりも付き添いの母のほうが戸惑っていました。

お仕事相手の方と
「フリーランスの性分だよねー」なんて会話をしたことがあるんですが、
仕事柄、割と資料などは重くても一式、持ち運ぶことが多いんです。
その‟備えあればうれいなし”精神で、私は通院のときは母子手帳だけでなく、
入院や出産に関する書類を全部リュックに入れて持ち歩いていました。

と、カッコよく言いましたが、しまっておいても場所を忘れるので、
だったらいっそのこと持っておいたほうが早いというズボラ精神。
でもこのときばかりはその精神で助かりました。
ナースステーションで母子手帳を提出し、諸々の書類を記入。
その後、個室へ移動して、さっそく錠剤の陣痛促進剤を飲みました。


30分ごとに、看護師さんがやってきて陣痛の具合を聞かれ、
促進剤を、最終的に4錠、服用しました。


最初の一時間ほどは、よく分かりませんでした。
あっても鈍痛です。でもずっと横にはなっておきました。
とろとろと眠くなるタイミングは潔く寝ておきました。

陣痛促進剤3錠目あたりから、やっと「痛い気がする」が始まりました。
初体験なもので、陣痛がどれか分からないのですが、
たしかに10分おきくらいで同じ痛さがやってきます。
特別な痛みなどではなく、腹痛と同じです。
ただ、定期的にやってきては引いていくというだけ。

痛みが微弱なあいだは、溜めていた深夜ラジオを聞いたり、
DSでドラクエをしたり(笑)。でも眠さがきたら寝ました。
母に「よく寝てられるなぁ」と言われましたが、
眠いな、と思ったときに寝ておいたのは本当に大正解だったと思います。

どうせ、もっともっと痛くなるんです。
眠れそうなら、緊張してもしょうがないので。

ただし、寝ていても陣痛はやってきます。
ショートスリーパーではないですが、学生時代は授業中に寝ていた私は、
そういう‟うたた寝”は得意なようでした(笑)。
陣痛がきたら起きるし、きていないときは寝ました。


10分ごとの陣痛が、だんだん明確になってきました。
痛い、というか苦しいです。
お腹が縮こまるような感覚を、深呼吸でいなしたいのですが、
吸って吐くのも、いつもは動かせる腹が思うように動きません。

そこで、深呼吸を促すための工夫として、
誰に言われたわけでもない私のイメージなんですが、
私は手をグーパーさせて、肺の動きをイメージしました。
ゆっくりパーにして、肺に空気を取り込む。
ゆっくりグーにしながら、肺から空気を出していく。

完全なるオリジナル法ですけど、
自分が「これで深呼吸ができる!」なれるやり方を
やればいいんじゃないかと思います。
要は、深呼吸すれば少しはラクになります。

私的にこの方法は、割と最後のほうまで有効でした。
だんだん前回のブログに書いたように、
深呼吸になっているのかよく分からない、
「ふー」と声になってしまう深呼吸しかできなくなりましたが、
それでも、できる限りグーパーを繰り返しました。


とにかく、1回1回の陣痛を深呼吸でいなす。
それだけを考えればいいと思います。
「これが何回続くんだ……」と考えなかったわけではないですし、
その後の出産への不安はありましたけれど、
とにかくその場の痛みを逃れることに一点集中しないと、
先には進めません。


陣痛が5分おきくらいになり始めた夕方の頃、
ちょっと情緒不安定になって泣いてしまいました。

でもそれも、恥ずかしい話なんですけど、
不安よりも、「やっともうすぐ会えるんだなぁ」という
嬉し涙でした。割とガチめに泣いてしまいました(笑)。
いやぁ情緒がおかしかった。

ホント、よく40週も生きてきてくれた。ありがとう。
あとは協力して、一緒に頑張ろうね。

そう考えると、なんだか泣けてしまって。

でも、泣くのも情緒不安定になるのも体力を使うので、
感慨にふけるのをやめて、そのときばかりは自分のことだけを考え、
痛みから逃げることに一点集中させてもらうことにしました。
なので正直、陣痛から分娩までは我が子のことはほとんど考えていません。
考えないようにしました。

自分勝手に省エネで。

陣痛中はとにかく自分を大切にして、
分娩台で赤ちゃんをラクに出してあげられるように体力を温存してください。


今回も、ちょっと長めになりました……。
出産しましたシリーズだけは、字数ルールをちょっと甘くさせてください。
明日は旦那さんにやってもらったことを書こうと考えています。



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