《老舗旅館が新型コロナウイルスの影響で倒産》
東京商工リサーチなどによると、愛知県蒲郡市の老舗旅館「冨士見荘」が今月中旬に廃業し、25日までに破産手続きに入った。中国人ツアー客を中心に経営していたが、1月下旬に中国政府が海外への団体旅行を原則中止。キャンセルが相次ぎ、今後の見通しも立たないため、事業継続を断念した。新型コロナウイルスの影響としては、初めての経営破綻とみられる。負債は不明。
なるほど。コロナウイルスの影響は今後更に酷いものになっていく。これは本当にヤバい状況。
その始まりとして、インバウンド頼みになっていた観光がまず打撃を受けた形だ。
日本への旅行者は3月末までに、中国からだけでも約40万人のキャンセルになるそうだ。これは2019年1年間に訪れた中国人観光客の約3割だという。
インバウンドだけでなく、国内でも外出を控えるようになってきているため、日本人客も減ってきているはずだ。
ホテル業を皮切りに他の商売もかつてない深刻な危機的状況に突入する。
ホテル系はどうしようもない。銀行からの借り入れを今のうちにできるだけしてキャッシュを増やして少しでも企業体力を上げておく。
コストを削りたいところだが手を付けるのはどうしても人件費になってしまう。でも生き残るためには英断も必要。
逆に伸びるビジネスも出てくる。
僕が一番最初に思い浮かんだのは、除菌殺菌のできる空気清浄機。
確か昔、知り合いの会社が出していたのを思い出した。
形は空気清浄機なんだけど、次亜塩素酸を噴霧して空気を除菌殺菌する。確かウイルスにも効くようなことを言ってた。詳しくは覚えていないが。
あとは宅配や通販。
なので飲食店はウーバーイーツと契約していないなら早く契約しておいた方がいい。今後は宅配の需要が更に増える。
というかウーバーのような配達系のビジネスを今から立ち上げてもいけそう。不況になった業界から人員が確保できそう。
スーパーなどは近隣のホテルの従業員向けに配達員募集をかけてもいい。ホテル側も解雇しなくて済むからWINWINWIN。
通販は、店舗で物販をしているところや、あと飲食店も通販をやっていなかったらすぐにでも対応を。料理や食材セットを通販用にする準備して。
ヤフーショッピングや楽天、Amazonは簡単にネットショップが持てる。ネットの販路を確保した方がいい。
あとは僕の知り合いが、観光地で貸別荘をしているのだがそれも伸ばせる。
旅行に行きたくてもいけない人の顧客心理を突ける。
普通の旅行だと、電車やバスで行き、人の多い観光地を巡り、多くの人が集まるホテルに泊まる。
これは今は受け入れられない。
でも貸別荘なら、自宅から自家用車で行き、別荘の駐車場にとめられる。
ゆったりと過ごせる場所にあるから特に観光をしに外出しなくても、居るだけで普段と違う異空間を味わえる。
もちろん貸し切りだから他の客もいない。
食材は別料金で用意できるようにする。そうしておけば人の多いスーパーなどで買い物もしてこなくて済む。
室内は前のお客がチェックアウトしてから全室除菌殺菌をするから安心安全。それもちゃんとホームページやじゃらんで謳っておく。
こんな感じでいけば例年より客を増やせるはず。
あとは僕も通っているのでフィットネスクラブについても。
昨日、千葉のフィットネスクラブで感染が確認されたというニュースがあった。
フィットネスクラブも客足が減るだろう。
なので逆にそこをチャンスと見て行動する。
筋トレなどの運動で免疫力が上がることを謳う。
マスクが買えない今、「今こそ自分の体は自分で守る!運動こそがカラダのマスク!」みたいな感じで。
「マスクをするより免疫力を上げた方がウイルス対策として良い」というエビデンスを見付けてきて提示する。
さっき書いた除菌殺菌空気清浄機を導入し、更に人の手で器具等を1日10回除菌殺菌する。それも謳う。
また、「免疫力向上トレーニング」と題して各所に出張トレーニング指導をしてもいい。それも、「スタッフは全身除菌してからお伺い致します。」と謳うのを忘れずに。
とにかく今は、経営者はしっかり先を読んで考えて今すぐ動くこと。今こそ頭をフル回転させて先をしっかり読んで欲しい。
本当に危険な状況がすぐやってくる。
