松屋の激レアメニュー「シュクメルリ鍋定食」が2020年1月14日10時から、全国の店舗で提供されることになりました!シュクメルリとは、「にんにく」と「とろけるチーズ」によるホワイトソースで鶏もも肉を煮込んだ、ジョージア料理です。北にロシア、東にアジア、西にヨーロッパ、南に中東という位置のジョージアは、様々な地方の特性を含んだ料理が多く、日本人の口に合う美味しい料理が多いと言われています。このシュクメルリ鍋定食は昨年12月に、松屋のごく一部の店舗限定で販売されていたにもかかわらず、SNSを中心に大反響を呼びました。松屋フーズによると、2万件超の声を受け、このたび全国展開が決定したとのことです。"世界一にんにくをおいしく食べるための料理"と言われているだけあって、とにかくにんにくの風味の強さが印象的。鶏もも肉とサツマイモがごろごろ入っていて、食べ応えがあります。価格はライス・みそ汁付が730円。と。なるほど。

 

にんにくがどれくらいかだな。絶対美味いんだろうけど、多分ランチにはみんな避けそうだね。さて、今日の注目点はネーミング。「聞きなれない商品名は “諸刃の剣” 」て話。シュクメルリなんて聞いたこと無かった人が多いよね。僕も初めて聞いた。さて、なぜ諸刃の剣かと言うところだが、まず長所としては聞きなれないワードだから注目されるという点。短所は逆に、聞きなれないから敬遠される。この2点を背負って販売することになる。これを如何に長所の方を強く出せるかが売れるカギとなる。今回のシュクメルリは、名前は聞いたことないが内容を見るとそこまで特殊ではない。鶏肉が入ったにんにくとチーズのホワイトシチュー。美味そうだ。特殊なのは名前だけ。これならば長所優位の販売ができる。名前のインパクトで注目させ、内容を見せて安心させる。これが例えば、食材や調理方法も特殊だったら短所が強く出てしまう。なので売れ辛くなる。

今回のシュクメルリの場合は諸刃の剣が良い方に傾くと予想できるが、難点はやはりにんにくだね。にんにくのせいで “諸刃の剣販促” 自体は成功していても、ランチでの注文数をグッと下げることになる。結果、ボチボチな売上となるだろうね。