「おひとりさま専用高速弁当箱炊飯器」を生活家電の製造、販売などを手がける「サンコー」が今月から発売。この製品は、ひとり分のご飯を炊くのに特化した弁当箱サイズの炊飯器。幅240mm×奥行き100mm×高さ80mmのコンパクトサイズで、持ち運ぶことも可能。1合を炊くのに19分、0.5合であれば14分と短時間の高速炊飯を実現。価格は6980円。と。なるほど。

 

いいねえこれ。ゴハンが14分で炊けるってことは、お昼時間になってから炊いても十分間に合うってことだよね。ちょっと調べてみたら、今販売されてる電気炊飯器で最小は1.5合だった。なのでこれまでの最小の更に半分の量だ。いいところに目を付けたよね。最近、120mlの水筒が売れてるって話題だったけど、あれと同じだね。これまでの炊飯器や水筒のターゲットとは違うターゲットを見据えて作ってある。これまでの最小炊飯器のターゲットは主に「1人暮らし用」。でも今回のは「弁当用」だよね。形も弁当箱っぽくしてあるし。同じ炊飯器でもターゲットを変えることでまた新たなマーケットを自ら切り開いていける。ちなみに120ml水筒は、年配者などの持ち運びをラクにするだけでなく、オフィスでカップ代わりにウォーターサーバーで使ったり、ママがミルクを作るのに使ったりってことだよね。そこに新たなマーケットが生まれたから売れている。

まあただこのおひとりさま炊飯器はそこまで売れないかな。まず価格が6980円てことと、オフィスでゴハンを炊く行為がモラル的にどうかってとこだよね。電池式で公園でも炊けるならいいかもだけど。サラリーマンランチ以外の使い方もあるだろうけど、まあ120ml水筒ほど売れるとは思えないかな。