「緑」による働き方改革が進んでいる。ストレスを軽減し、生産性の向上を実現する新しい働き方改革として、「第一園芸」は、五感を刺激する森のワークスペース「木々薫る(きぎかおる)」をプロデュースした。東京・霞が関ビルディング内にある「ワークスタイリング霞が関」Meeting Field 06にて開設されている。「木々薫る」は、観葉植物と共に森林の写真を使ったアートフォトや音響、香りを導入することで五感を刺激。「都心にいながら自然を感じられるワークスペース」をデザインしているという。壁面には工具を必要とせず、簡単に貼り替えができるマグネットウォールを使用。季節に合わせたデザインで空間を演出する。また、高品質なハイレゾリューション音響システムにより、自然界の音を再生するほか、アロマシステムを使用することで室内に豊かな「植物の香り」が広がる仕掛けも。「働き方改革」「健康経営」といった言葉に代表されるように、近年、労働環境の改善に向けたオフィス空間への投資意識が高まりをみせている。第一園芸が手掛ける植物を使った空間デザインは、無機質になりがちなオフィスを心地よい空間へと変えるもの。緑豊かな空間でリラックスしながら仕事に取り組むことで、ストレス軽減や知的生産性の向上が期待できる働き方のひとつとなることが期待される。と。なるほど。
これはダメだ。オフィスに植物があるのは良い。「自然を感じられる」というコンセプトも良い。でも作り上げたそれが全くダメだ。チープ過ぎる。効率とコストを重視して、コンセプトを見失った中途半端なものが出来上がってしまっている。癒せるわけがない。こんなやっつけ作業で人は癒せない。植物の良さも伝わらない。「アロマで植物の香り」って何だ?ホントの草木に“香り”って言えるほどのものなんて殆どないよ。壁紙はマグネット?全く、、熱帯魚じゃないんだから。そんな子供騙しで人の心が癒されるわけがない。これなら普通のシンプルおしゃれオフィスの方が余程仕事がはかどる。
こういう中途半端は絶対にダメ。オフィス環境に投資するっていうならまず掃除。それからシンプル。それから観葉植物を置く。それでも満足できないようなら、お金をかけて屋上を “自然オフィス” に改装。こんな流れじゃないかな。
