衣料大手ユニクロのインド1号店が4日、首都ニューデリーにオープンした。世界のユニクロ店舗の中でも最大規模で、成長著しい巨大なインド市場への進出を図る。約13億の人口を持ち、中流層が台頭するインドは、世界のファッションブランドから有望な市場として注目されている。ユニクロを傘下に置くファーストリテイリングの柳井正会長は前日3日、AFPに対し「以前からインド出店を希望していた」と述べ、人口13億人で平均年齢が27歳というインドにはとてつもない可能性があると期待を示した。同店に加え、ニューデリーとその近郊にさらに2店舗のオープンが予定されているという。4日は開店前から、多様な年齢層の約500人が店舗前に列をつくっていた。柳井氏自ら、入り口で客を出迎えた。と。なるほどね。
インドの人口は世界第二位で約13億3千万人(ちなみに一位は中国で13億9千万人)。ユニクロはこの巨大市場に展開していくと。ただ、インドは貧富の差が激しい国だ。所得差がかなりある。13億人のうちの約1%がインド全体の所得の73%を占めているというデータもある。高層マンションの窓からスラム街が見えるような状況だ。なので単純に “巨大マーケット” と言い切れない部分もある。なので「何をどう売るか?」にかかっている。まあそこはユニクロなのでガッツリ調査してあるはずだ。ミスはしないだろう。インド出店が遅れたのも、綿密な調査があったからだろう。特に信仰心の高い国では文化の理解が重要になるだろうね。ニュースだけ見てもかなり繊細にインド文化を取り入れている。店舗はインド拠点のアーティストの作品をレイアウトしたり、商品はインドの伝統衣装の「クルタ」もあったり。以前の記事でも書いたが、韓国ソウル店の撤退など全く痛くも痒くもないだろうね。
