つい最近、「父娘和解」なんてニュースがあったのに、13日に「勝久氏が、久美子社長から要請されていた業界団体の名誉会長への就任を断る」と。で、15日には匠大塚との協業の可能性を問われた久美子社長は、「経済合理性の観点で意味があるかどうか。当社の売上高は年間数百億、先方はゼロが一つ少ない数字の半分以下。共同で仕入れをするとしても、私どもにメリットは何もない」と。大塚家具の2018年の売上が約370億円。なので匠大塚はこの感じだと15億くらいなのかな。
まあ何というか、まったく、、何してるんだこの親子は?どっちもそんなことしてる場合じゃないはずだ。まあニュースは部分的に切り取って伝えるから、細かいところや前後はわからないんだけど、なんだか顧客や社員をほったらかしにしている感じがして怖いな。潰れる会社っていつもこういう感じになってくよね。
大塚家具は中国の企業から出資を受けるんだったよね?これって返せば「日本の企業からは見放されてる」とも言える。関わっても難しい、共倒れは嫌だと思われてるってことだ。つまりもう後が無いんだよ。今は父親のことなんてどうでもいい。そもそも手を組んだところで上手くいくことなど一つもない。断言できる。
僕が久美子社長にアドバイスするとしたら、「とっとと日本を捨てろ」と言いたい。中国を足掛かりにアジアに販路を広げるべきだ。モノが悪いワケじゃないでしょ。今の日本の経済状態にマッチしなかっただけだ。ならマーケットを変えればいい。無理に日本で戦おうとして失敗した結果が今なんだから。そこを変えることに注力すべきだ。
そしてもう一つ、今の顧客と社員をもっと見なきゃダメだ。進むべき道を見失い、迷子状態なのはわかる。でもまだ失っていないものをもう一度しっかり見るべきだ、それを指を折って数えてみるんだ。社長の中で早めに排除したその部分が、実は復活のキーになっていることに気付かないといけない。そこが崩れなければ復活できる。
