ドイツにある自動車道「Apfelroute(りんごの道)」のマークに対して、アップルが自社のマークに酷似してると訴えているらしい。

で、どれだけ似てるのかと思ったらコレ↓

左がアップルで右がドイツの「りんごの道」。全然似てないね。

アップルは2011年にもドイツのカフェのマークに対しても同様の訴えを起こしているらしい。ちなみにそのカフェのマークはコレ↓

これも全然似てない。この時はカフェ側が勝訴したらしい。

多分今回もこの時と同様に「りんごの道」の勝訴となるだろうけど、こういった訴えをアップルが起こす真意は何だろうと。定期的なロゴ訴訟が抑止力になるのはわかるけどそれだけ?

僕はちょっとこう深読みする。

「リンゴを使ってくれたことに対する、そのビジネスへのささやかな後押し」かなと。だってこんな世界的超メジャー企業が、業種も全く違う小さなビジネスを攻撃しても何も得は無い。訴える意味がどう考えても見つからない。なのでつまりこれは、同じ “リンゴ仲間” に対する援護かなと。

こうやってニュースになることでその相手を有名にする、いわゆる「炎上商法」だ。たいして似てないロゴでも、アップル側が神経質に訴えれば、「りんごの道」もカフェも炎上商法だと叩かれることはない。どう見ても似てないからね。それどころか言いがかりを付けられた形になるから同情が集まるよね。そうやってアップルは自分が悪者になる “逆炎上商法” でその相手を後押ししているのではないかなと思った。

まあ僕の深読みだけどね。そうだとしたら素敵だなと。