やさしいということ | 短歌と俳句 ひとかすみ

短歌と俳句 ひとかすみ

自作短歌や俳句を即詠
日々の出来事をつれづれに

大平健さん著『やさしさの精神病理』という
新刊書を読んだのは
もう十年以上前だと思う


友だちに奨められてのことだった


どの項を読んでも
確かになぁと感心したり、反省したり


その内容を今でも思い出しては
折々に
行動や会話の選択に役立てている

子ども相手の仕事をしているので
特に
どっちがやさしいのかな?と考える

本の内容に触れずとも
例えばの話をあげてみる

子どもは転ぶ

転ばないようにすることがやさしさなのか?
転んだとき、すぐに手を貸して起こすのがやさしさなのか?
転んだ時、見守るのがやさしさなのか?
転んでも起きればいいと教えるのがやさしさなのか?
転んだ時、起きる手立てを教えるのがやさしさなのか?

みたいな選択だ

たぶん、その時々の周囲の状況を考えたり、いろんな条件が
加わると、どれか一つが正しいとかは言えないのだろう

ただ
周囲の人は
いつまでも一人に寄り添っていることはできない

生きていくためには
どうしていくことが正しいのだろう

あっ
そう言えば
最近では人気ドラマだった「過保護のカホコ」もそうかな?

☆見て欲しい応えて欲しいに向き直る仏手柑ソーダにむせたふりして