たかた産直市店は、本店と違い、当たり前ですが野菜などを買うことを目的にするお客様がほとんどです。
そんな中であいすを売るひとは館のカウンターから見えた思わず応援したくなったお客様の一コマを紹介します
「世界の車窓から」ならぬ「産直市店のカウンターから」…(笑)
産直市店のカウンターから買い物をされているお客様をぼんやりと眺めていると、小学生低学年くらいの女の子が1人で大きな白菜や長いネギなど買った商品を一生懸命袋に詰めていました。
ネギは最終的に折って入れてましたが…、毎回やっているような慣れた手つきでした
商品を袋に詰め終わり重そうな袋を持って、壁のチラシを見ていた小さな男の子を連れたお母さんに近寄って行きます。
「あ~、お母さんは弟に手がかかるから、そのお手伝いをいつもしているんだな~」と勝手な想像をしていると、急に男の子が泣き始めました
聞こえてくる会話からすると、どうやらあいすをお母さんに頼んだが聞いてもらえず泣いた様子…
お母さんが仕方ないと折れかけた時、すかさずお姉ちゃんが「野菜を買いに来たお店だから、アイスクリームはダメ~‼︎アイスクリームは野菜なの?」と少々大きな声で喝
男の子は「やちゃいです。」と…
女の子は怒りをどこにぶつけて分からなくなり、とうとう泣き始め、「野菜しか買わないと約束したんだから買ってはいけないの~*○/〆#&☆」とお母さんを説得しました。
お母さんは「じゃあ、焼きいもは野菜だから買っていい?」と聞くと、訳が分からなったのか「おいもはアイスクリームだから…」と大泣き…
「あいす買って‼︎」と泣くお子さんはよく見かけますが、買ってはいけないと泣くのは初めて
けっきょくお母さんはお姉ちゃんの意見を尊重したのか、あいすも焼きいもも買わずに帰られました。
きっと約束を守って欲しかったんでしょうね。
「お姉ちゃんだから、頑張らなくては‼︎」というプレッシャーや「なんで私は手伝うのに弟の言うことばかり聞くの⁈」という疑問が渦巻く年頃…。
私たちはあいすを売る身…、普段は「お客様来ないかな~」「買ってくれないかなぁ~」とカウンターから見ているのですが、今回ばかりはさすがにお姉ちゃんを応援してしまいました