旅客機を最低高度以下で飛行させるなど安全上の問題が相次いだとして、国土交通省から厳重注意を受けたスカイマークは5日、改善計画書を同省に提出した。

 同省は「監査などで計画の実施状況を継続的に監視し、必要があれば、さらに改善を指導する」としている。

 同省によると、同社は2~5月、機長による運航ミスなどが6件相次いだ。改善計画では、今後3か月間で乗務員の運航手順を教官らが集中的にチェックしたり、出席率の低かった乗務員向けの安全教育会議を頻繁に開催したりする。

 同社は2010年にも複数の問題が発覚し、同省から業務改善勧告を受け、改善計画書を出している。同社は「(当時の)対策の効果が十分でなかった点を深く反省し、安全管理体制の強化に鋭意努力を重ねる」とのコメントを出した。