阪神が今季契約最終年の金本知憲外野手(42)に来季も残留要請する方針を固めた。19年目の金本は17日、3度目のFA権を取得するが、坂井オーナーはこの日「実績もあるし、経験もある。何より他の選手にない存在感がある」と発言。今季は右肩故障に苦しみ、連続フルイニング出場の世界記録が途絶えるなどしたが「オフにしっかりケアしてもらって、来年も普通に阪神でやってもらえるものと思っています」と続けた。

02年オフに広島からFA移籍した金本は、権利を再取得した06年オフに4年契約を結び直している。球団側は年俸は今季の4億5000万円から4億円前後での単年契約を検討しているとみられる。正式な残留要請はシーズン終了後の見通し。3度目のFA権取得についてシーズン前は「僕自身が発奮するための一つの刺激にできたらいい」と話していた金本も、まずは5年ぶりの優勝を目指して目の前のプレーに集中する。