経営コンサルタントの洞察

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経営、世の中、歴史を洞察します。



 昨日、融資に係る支援をした企業さんから、金融機関の審査を通過したとの連絡がありました。コロナウイルスの影響で資金繰りが苦しかったので、ひとまずホッとしました。

 

 「なぜ融資が必要なのか?」を事業計画書という形で具体的に表し、3年の損益計画をリアルに立て、返済可能かどうかを示す必要があります。

 

<なぜ融資が必要なのか?>

①短期の資金繰り

 短期の資金繰りであれば、事業概要や取引の流れ、取引規模等といった事業構造を明確にして、例えば商品仕入に必要であるとか、外注費が必要であるとか等を明確にする必要があります。

②新たな事業展開

 新たな事業展開に必要なのであれば、何にいくら必要で、どのくらいの売上と利益を見込めるのかをリアルに表す必要があります。

 

<損益計画>

①固定費

 過去3年程度の実績をベースに固定費を計画します。無駄は支出はないか?交渉次第で削減できるものはないか?等を考えながら計画します。

②売上高

 売上高を事業計画に沿ってリアルに計算します。売上高を大きく見せようという気持ちは横に置いておいてください。一番良くないのが「絵に描いた餅」と判断されることです。根拠をしっかり説明できる売上高を計画して下さい。

③変動費

 売上総利益(粗利益)を考えます。目標とする売上総利益率を考えましょう。売上総利益率の改善は経営努力の結果ですので、業務改善や購買交渉等、具体的に考えて計画しましょう。また販管費における変動費も計画した売上高に比例して計算します。ここも業務改善等が反映されるところです。

④利益

 ①~③の作業により、営業利益を自動的に算出することができます。その営業利益は獲得したい金額になっていますか?営業利益+減価償却費で簡易的にキャッシュフローを計算した結果、返済はできそうですか?それらを考慮しながら行きつ戻りつで調整して下さい。また経常利益も借入金の金利を計算すれば、自動的に算出できますよね。

 

 融資の申し込について簡単に述べました。融資を受けて一安心も束の間です。借りたお金は必ず返さないといけませんので、事業計画を着実に実行するとともに、進捗管理をしっかり行い、計画と実績に乖離がある場合は対策を考え、計画に修正を加えます。そして修正した計画を実行し、進捗管理を行い・・・の繰り返しです。「PDCA」を回すことが経営の肝!お忘れなく!