1474回目:使えて初めて「学んだ」と言える | 毎日何かを見つけたい!転んでもタダでは起きない!◆40代ワーママ

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たくさんの考え方や価値観がある中で、みんなが自信を持って意見を言い合い、よりよいところを目指していく、、、そんな世界になったらいいなぁ。

職場やPTA、異なる価値観や考え方の中で日々感じたことを書いています。

知識って、使えてなかったら
本当に役に立たないものですね。

本を読んで、知らないことに
出会っては「おぉ!」と
言い続けながら、

それらが血肉になっているとは
言い難い自分にとって大反省した話です。

数日前の投稿で、後輩が上司の指示が
わからなくて困っている、という
話を書きました。

私が聞く限りでは、上司の方の
指示が明確ではないという説明不足が
大きな原因のひとつではないかと
思うような状況。

しかも上司の方はその事実に気付いて
はいない様子。

(いずれも又聞きですが、いったん
ここではそれを事実という前提と
しています)

何か指示が出た際には、How toレベルで
確認するようにしているそうですが、
それでもやり切れないことがある
とのことでした。

その後また彼女から連絡がありました。

もう無理だなと思い始めたところ、
以前マネジメント研修でお世話になった
コーチのことを思い出して
相談しに行ったそうです。

すると、以前その研修で学んでいた
マネジメントタイプの話が出て、
そこから解決策になりそうなヒントを
掴んだと言うのです。

マネジメントタイプのわけかたにも
いろいろあるのでしょうが、

そこで出たのは、経営学者ヘンリー・
ミンツバーグが提唱した
Art、Science、Craftの3つにわける
というもの。

コーチの方いわく、その上司はArtの
頂点にいるような方。

(以下の説明は正確ではないかも
しれませんが、ご容赦ください)

想像や創造性、ヴィジョンに
基づく一方、

Scienceが得意とするロジカルさに欠け
”空気のように見失ってしまう”
ことが弱み。

みたいなことだそうです。

Art、Science、Craftは
マネジメントにおいてどれかが優位に
あるものではなく、
それらのバランスが大事という話。

ところが、どうやら彼女の上司は
頂点あたりにいるらしい。

まず、それがわかったことで、

自分の能力やスキルだけの理由で
いまの状況になっているのではない
と思えて、ホッとしたそうです。

そして、Artの上司に対しては
上司の期待値を言語化させる、
言わせることが対策になると
コーチから教わったことで

自分がし始めていたことの方向性が
間違っていなかったことも
わかって、少し光が見えたと。

最後にもう一つ。

彼女はこのマネジメントタイプについて
そのコーチの研修で学んでいたにも
かかわらず、

自分が困った場面で使うことが
できていなかった。

コーチに言われるまで思い出すことすら
できていなかったのです。

その研修では、いろいろ学べたと
思っていたし、他の人にも勧めるような
いい研修だったそうです。

にもかかわらず、身についていなかった
どころか、思い出せてもいなかった。

そこで学んだ知識を活用できていたら、
こんなに悩んだり、苦しい思いを
しなくてもすんでいたかもしれない。

その彼女の反省を聞いて、
私も同じく反省した次第。

たとえ学んだこと全てが身について
いたり、覚えていたりしなくても、

少なくともそのトピックについて
学んだ記憶はあるはずです。

たとえば、今回のことであれば
マネジメントでの悩みですが、

マネジメントについて学んだ
記憶はあった。

だから、コーチに相談に行くことが
できたわけです。

彼女の反省を他山の石として、

学ぶ際には「これって、自分は
どう活用できるか」を考えながら、

そして何か悩んだりすることがあれば
過去に学んだ何かで使えるものが
ないかを確認しに行く

ということをしていきたいと思います。


【今日のまとめ】

使えるようになっていなければ、
学んだとは言えない。