1413回目:認識しているからといって、安心してはいけない | 毎日何かを見つけたい!転んでもタダでは起きない!◆40代ワーママ

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たくさんの考え方や価値観がある中で、みんなが自信を持って意見を言い合い、よりよいところを目指していく、、、そんな世界になったらいいなぁ。

職場やPTA、異なる価値観や考え方の中で日々感じたことを書いています。

先週土曜日の日経新聞、
元気の処方せんというコーナーに
「思い込みをリセットしよう」という
記事が出ていました、

冒頭に書かれたエピソードを
少し端折りながら紹介させてください。

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難しい手術を成功させ、休憩室で
休んでいた名外科医のところに
大型車で轢かれた親子について
緊急連絡が入った。

息子はまだかろうじて息があるが
父親は即死だった。

処置室に向かったその名医は
貶しの男の子の顔を見るや否や
愕然として「これは私の息子」と言って
威厳もなくなるほど泣き崩れ
息子の名前を叫び続けた。
ーーーーーーーーーーーーー

このエピソードに続いて、
次のように書かれていました。

(以下抜粋)
もしこれを読んで「父親は事故で
亡くなったはずなのに、なぜ外科医が
『私の息子』と言っているのか」と
疑問に思った人は

「外科医は男性」という思い込みが
理解を難しくしたと思われる。

(ここまで)

女性である自分も、恥ずかしながら
「なぜ外科医の息子?」と思って
しまいました。

この記事でも、まずは思い込みの
存在に気づき、実態とのズレをなくす
ことで思い込みによるトラブルを避ける
と書いているように、

自分は思い込みを持っていると
認識することから始まります。

思い込みを手放そう、などと言われる
ことがありますが、手放せる気がしない
よなぁといつも思ってしまいます。

認知バイアスに関する本を読んでいても、
バイアスはなくならないと書かれている
ことが多いように思います。

ということで、自分はバイアスに
まみれているという意識を持って
いるのですが

この日経新聞の記事を読んだ時に
この意識はすっかり吹っ飛んでいました。

ふとした時に触れる情報に対して、
「これに対して自分が持っている
バイアスはどんなものであるか」
とでも考えない限り、

バイアスにまみれていると思っている
意識が発動されないのかもしれません。

バイアスが無意識であるもので
あるからこそ、意識的有能ですら
難しいことなのかもしれません。

思い込みがあると思っておくことで
自分の意見や判断が偏ったものであると
認識しておきたいと思っていながら、

全くできていなかったなと
強く認識させられました。

どうすればできるようになるかという
アイデアは思いついていませんが、

なかなかできないものだ、と知っておく
ことで、さらに気を引き締めていきたいと
思います。


【今日のまとめ】

自分はバイアスを持っているという
認識とともに、
目の前のことに対して判断するときに
その認識は飛んでしまうことがあると
理解しておく。