9月9日は「救急の日」:「AED」と「エピペン」の使い方 | Dr.Hisacchi:誰もがわかりやすく健康・予防・医療を理解する事ができるブログ

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「否定の極論」記事に疲れたあなたへ贈る:「食事」「睡眠」「運動」・・これら「健康の三本柱」をねじ曲げずにポジティブに考えるブログです。

9月9日は「救急の日」です。
  
皆さんは、「AED」と「エピペン」の知識をお持ちでしょうか?。
この2つは日本人全員に、ぜひとも知ってもらいたいです。
  

  
「AED」
  
電気ショックの適応となるのは、次の2つの不整脈です。
・脈のない心室頻拍(心室粗動)
・心室細動
  

  
ただし、この不整脈を覚える必要はありません。
「AED」が自ら心電図の波形を解析して、電気ショックの適応となる場合のみ作動するからです。
  
できれば、年に1回「BLS」講習を受けて頂きたいです。
この講習では必ず「AED」についても教えてくれます。
  
また、講習を受けなくても、「AED」自体が音声ガイダンスで教えてくれます。
ちょっとしたパソコン操作より、はるかに簡単です。
  
AEDの使用率は3.7%です。
またAEDがそばにあっても使用されないニュースもありました。
  
  
次の動画は必ずご覧ください(3分44秒)。

見ると見ないとでは大違いです。

<<心肺蘇生法 / BLS(一次救命処置)とAEDの使い方 >>
  
  

  
ここで「エピペン」の説明の前に、子供が誤嚥した時の対処法については、上の図で説明します。
  
歯が生え揃わない小児で、誤嚥の一番多い食べ物は「ピーナッツ」です。
たった一粒でも誤嚥して、窒息する可能性がありますのでご注意ください。
  

  
「エピペン」
エピペンはアナフィラキシーショックの際に使用するものです。
  
  
#アナフィラキシーショックの症状とは?
~日本小児アレルギー学会のエピペン使用基準より~
  
(1)皮膚症状
皮膚の発赤や蕁麻疹が出現しますが、衣類を身につけているとこれらが必ずしも確認できるとは限りません。
大切なのは(2)以降です。
  
(2)消化器症状
頻回の嘔吐、腹痛、便意
  
(3)呼吸器症状
ゼーゼーする呼吸、息がしにくい、喉や胸が締め付けられる、声がかすれる、持続する強い咳き込み、犬が吠えるような咳
  
(4)全身症状
唇や爪が青白い、脈を触れにくいまたは不規則、意識がもうろうとしている、ぐったりしている、尿や便をもらす
  
~~その人に(2)(3)(4)のいずれか1つでもあれば、エピペンをただちに使用する必要があります~~
  

  
#アナフィラキシーの原因
・子供:食物アレルギーが多い。
・大人:ハチ毒、薬剤性(特に非ステロイド系の解熱鎮痛剤)が多い。
  
  
#エピペンの使用方法
こちらの動画は必ずご覧ください。
最初の2分だけご覧いただければ十分です。
見ると見ないとでは大違いです。

<<エピペン使用方法>>
 

  
皆さんが心配なのは、副作用かと思われます。
エピペンは正しい位置(大腿部の外側、服の上から打っても可能)に打てば副作用はありません。
  
あえて副作用を挙げるとすれば、「一時的な頻脈」です。
ただし、この副作用は薬が確実に入った事なので、むしろ副作用が出現してほしいのです。
  
エピペンを打ったからと言って、訴えられることはありません。
むしろ、必要なのに打たない方が、アナフィラキシーショックを起こした人にとって危険です。
  
尚、エピペンの使用は病院から処方された持ち主に以外には使う事はできません(歯科医院を除く)。
また、ただちに救急車を要請してください。
  
  
私自身も病院外でアナフィラキシー性ショックになった人や、AEDが必要な現場に出くわした事がありません。
  
AEDとエピペンは、おそらく一生に一回使用するか否かといった確率です。
ですが、その一生に一回・・・
  

  
もしかしたら・・・
もしかしたら・・・
  
  
その命・・・
救うのはもしかしたらあなたかもしれません。

  
  
逆にあなた自身が助けられるかもしれません。
「AED」も「エピペン」も半年に1回、繰り返し動画をご覧になってください。
  
どうしたって時間が経つと、人は忘れてしまいます。
パソコンにBookmark登録して、半年に一回でもご覧になるようにしてください。
  
  
最後にこちらの動画をご紹介します(約5分)
こちらの動画は必ずしもご覧になる必要はありませんが、とってもとってもいい動画ですよ。

<<あなたにしか救えない大切な命~元サッカー日本代表松田選手の場合~ >>
  
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人として知っておくべき基礎知識です。
  
(画像はネットより引用)