この言葉を、家で言われるという生徒に出会います。

かくいう私も、家で言われていた気がします。

 

今となっては、言う側の気持ちもとてもよく分かります。

発破をかけるためにも、まだここで止まってほしくないという気持ちから

出てきている、その子の事を思っての言葉だと感じています。

 

仮に、それまで勉強をしていなくて

100点満点中10点だった子が、20点をとって喜んでいたなら

言ってしまうかもしれません笑

 

ただ、100点満点中95点をとっている子が、言われてしまうこともあるそうです。

 

「勉強が出来る」というのは、特に小中学校では

「足が速くてリレーの選手に選ばれた」や

「絵が上手くて、県のコンクールで表彰された」に比べて

公に称えられることが少ないと感じています。

 

「学校の勉強が出来る」「テストで点がとれる」というのは、原則、生まれつき備わるものではありません。

平等に与えられた学生生活の中で、限られた時間を最大限に使って、努力をして勝ち取ったものが大半です。

 

そして、点が取れる子や勉強が出来る子ほど

はたから見ると、もともと出来て、スイスイ解いているように見えます。

誰にも見えていないところで、解き続けているのです。

解き続けたという事実は、褒められるべきものだと思います。

なかなかできることじゃありません。

 

「こんなの、出来て当たり前だよ!」と言えるのは

勉強して結果を出した、その子本人だけだと思います。

 

自分自身も含めて、反省しながら

とはいえ、仕事上、結果を出した子に

「まだ慢心するのは早い!」と伝えていきたいです笑

 

「勉強が出来る」がひとつの個性として

認められるような塾でありたいです。

 

ひさの塾

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