イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

東海道線の特急「東海」が長い歴史に幕!

街道歩きや出張などで好んで利用した東海道本線の特急「ワイドビュー東海」が、今年3
月18日のダイヤ改正でなくなってしまいます。

 

「ワイドビュー東海」は、東京駅から静岡駅まで2時間ちょっと、1日2往復ですが、相模湾
から駿河湾の海岸線や、富士、丹沢、箱根、愛鷹の山なみを車窓から楽しめる在来線の
旅を提供してくれる数少ない特急列車です。

 

 

「東海号」としての歴史は古くて、昔、2年ほど小田原にいた頃は、オレンジとグリーンの湘
南カラーの車両(165系)で、急行「東海○号」として運行していました。

 

 

鈍行の湘南電車は113系だったようですが、見た目はヘッドマークが付いていたくらいの
感じだったと思います。

 

 

今の「ワイドビュー東海」はJR東海の373系車両で、一部の車両にガラス張で仕切られた
4人用のボックスシートが左右2カ所配置され、大きなテーブルもついてゆったりした雰囲
気です。

 

 

身延線の「ワイドビューふじかわ」、飯田線の「ワイドビュー伊那路」、東海道線の快速「ム
ーンライトながら」もこの車両で運行しています。

 

 

3月18日からは、東京発の東海道本線の特急や長距離列車は、寝台特急を除くと、特急
「踊り子」と、急行「銀河」、快速「ムーンライトながら」くらい。

 

 

「みんな新幹線に乗り換えなさい!」でしょうが、どうも車窓の風景、スピード、そして車内
の仕事の臭いのする雰囲気から、東海道新幹線には馴染めない私です。

 

 

往きは、輝く広い海、どんどん大きくなる富士を眺め、帰りは靴を脱ぎ、疲れた足を投げ出
して一杯やりながら通り過ぎる夜景と漁り火などを眺めながら。

 

 

「ワイドビュー東海」で行った東海道歩き旅も、もうやり直すことはできない良い思い出にな
りました。