月岡サヨシリーズ第二弾です。
前作の最後に茶屋の普請の話が出ましたが、早速完成したカウンターに「板前茶屋」と名付けたのは麟太郎さん。
メリケンを訪れたこともある麟太郎さんから聞く話に好奇心いっぱいのサヨ。
時代もありますが、サヨを対等に扱う麟太郎さんはやはり別格の人物ですね。
どんどんきな臭くなる時世に、淡々と料理に邁進するサヨ。
幼馴染との再会や、楳太郎ゆかりのおりょうさんとの出会い。
妙見さんの加護の下、サヨの周りでもあれこれ事件が起こります。
出てくるお料理も楽しみですが、サヨの成長も楽しみな一冊です。