不惑と言われる四十を越えた主人公。
夫が海難事故で行方不明になり、失踪宣告を待って再婚した彼女。
再婚相手は企業の創業家の一員で、自身の父親より歳上。同い年の義理の娘ができたけれど、一度も会ったことはない。
そんな主人公は、失踪宣告を受けた前の夫の母親とも繋がりを断てずにいた。
ある日元姑が言い出した「息子を見かけた」という一言から、少しずつ不穏が広がっていく。
親友だと思っていた友人の隠し事。
そこに隠されてた真実。
元夫の秘密は、後味の悪い気持ち悪さのある秘密でしたが、巻き込まれた主人公が、このあと幸せになったのならいいなぁと思いました。
というか玉の輿に乗って、海の見える高台の家で悠々自適に暮らしたいです。