新訂増補「鎌倉政権上級職員表」 その№111-後藤某 | 日本中世史を楽しむ♪

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―武士道と云は極道と見付たり。―

 系譜がわからんのであるが、前2代続けて六波羅に転じていた後藤氏が、この人に至って関東で評定衆に昇る。

 後藤氏、ギリギリで関東中枢に復活!


 んで、後藤も完了、と。


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№111後藤某(父:未詳、母:未詳)
  生没年未詳
01:年月日未詳      信濃守
02:正中2(1325).05.25 在御所奉行
03:嘉暦1(1326).03.  出家
04:嘉暦1(1326).03.  在評定衆
 [典拠]
01:『鶴岡社務記録』正中2年5月25日条に、「御所奉行摂津刑部大輔入道々準・後藤信濃前司」とある。
02:同上。
03:02・04により、この人は正中2年5月より嘉暦元年3月までの10カ月間に出家したことがわかり、この間の出家の機会として可能性の高いのは嘉暦元年3月13日の高時の出家に従ったことである。よって、このように推定しておく。
04:金文374にある同年3月16日の評定メンバーに「後藤信濃入道」とある。


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