事の発端は、学生時代に付き合った彼女だ。
その彼女のスペックは見た目は普通よりかわいいくらいで、
おっぱいもCよりちょいあるくらいのいい感じぱいぱい。
Hもなかなかうまい、というか男のツボを押さえている感じ。
まぁ要はビッチだったんだよね。


性格は比較的穏やかで、周りからも好かれるような彼女だった。
お互いに学生(言い忘れたが専門学生である)ということもあって、
毎日泊まり込みのギシアンに励む日々である。
しかしお互いにお互いの生活がやはりあるわけで、
毎日一緒にいるなんてのは到底不可能である。
自己中我儘セ●ロス大臣の俺は駄々をこねる。
俺に甘々な彼女は俺の我儘を毎回のむことになるんだな。


当時完全に精子脳だった俺は、わがままを言ってはセ●ロスさせてもらってた。
10分でも時間が出来ればベッドインといった具合だ。
しかし我儘が度重なれば彼女の不満は確実に蓄積されていくわけで。
俺はそんなの気づかず我儘放題。
あるとき彼女のフラストレーションは爆発することとなる。

彼女「もう君の我儘にはついていけない。」


俺の脳内で橋本真也の「時は来た。」がその時エンドレスリピートされたのを覚えてる。
しかも一恋人としてその彼女を見ていたというより、
セクロスできる相手としての認識が強かった俺は精子脳で考えた。
(もう気軽にセ●ロスできねぇじゃん…)
だから言ってやったよ。

俺「別れたくない!!!!」


しばらく別れる別れないの押し問答が続いたが結局別れることに。
別れ際彼女に、「君のことは大好き。でも今のままの君とは付き合えない。
もっと人間的に成長したらまた付き合いたい。」
と言われた。が、そんないつのことになるか分からない
話を信じて待っていられるほどおちん○んは生易しいもんじゃない。
あっそ。と開き直り、俺はバイト先の子やその友達へと
気持ちをシフトチェンジすることにした。
今思えば、この楽観的というか最低な発想のおかげで首が締まるんだが。


俺は遊んだ。遊びまくった。
正直彼女と別れてから日々引きずっている自分に気が付き、
彼女への思いを忘れるために遊ぶしかなかった。
でも姑息な俺は彼女の言葉を少し期待していたので、
彼女の耳には入らない程度に距離を置いて遊んだ。

いつものようにバイト先の女の子とバイト上がりに合流して、
セクロスするために俺の家に帰ってきたときのこと。
その日は残暑厳しい熱帯夜だったのを覚えている。
玄関前でひとしきりいちゃいちゃし、早くINTOしたかったので鍵を開けて部屋へ入った。
女「…なんか寒くない?」
俺「そうか?あちーよwwwエアコンつけよw」
女「なんか背筋が凍るというか、変な感じがする。」
そう言ったっきり女のテンションガタ落ちw
とてもセクロスする気分になれないといって言われ、全力拒否されたwwww
玄関前までおまた洪水してましたやんorz
その日はバイトの疲れもあって早々に寝ることにした。


早朝、テレビの音で目が覚めた。
バイト女はベッドにも入らずテーブルにもたれかかってテレビを眺めてる。
俺「まだ5時にもなってないじゃんw寝れないの?」
女「となりでずっとうなされてたら寝れるわけないじゃんw
凄く汗かいて苦しそうだったけど悪い夢でも見てたの?」

正直悪夢はみていなかった。というよりも元カノとのセ●ロスの夢を見てて、
朝立ちフル勃起だったくらいだ。
取り敢えずセ●ロスして寝た。


それから数回セ●ロスしたあたりでバイト女が避けるようになった。
気味悪がってるというか。正直なんでだか分らなかったけど、
その時俺もバイト女が鬱陶しく思いだしていたので都合がよかった。
しかし避けだしていたのはバイト女だけではなかった。
バイト先の女は基本的に俺と距離を置いてるというか。
バイト女と遊んだことばれたかーまぁいいやくらいにしか思わなかった。


一カ月位したころ、バイト先の先輩と飲む機会があった。
先輩は後輩に理解があり、面倒見もよく、兄貴的な存在として俺も慕っていた。
俺は段々酔っぱらって、何故バイト女たちに避けられてるのか、真相を聞き出したくなった。
先輩は「お前がバイト女ヤリ捨てたからじゃね?w」とか言われたが、顛末を濁される。
俺「先輩がそういう時は大抵ウソついてるときですやんwwwwww」
先輩「ウソというか俺シラネーwwwww」
俺「正直知ってるでしょ?w」
先輩「…い、いや、シラネ―wwwww」
我ながらしつこかったが結局先輩は口を割らなかった。
でもあんな露骨な態度されると気になっちゃう俺は、
先輩と解散した後バイト女と会うことにする。


とりあえず携帯をとり、バイト女に電話する。
女「はい。」
俺「よっwww」
女「話すの久しぶりだねー。飲んでたっしょ?」
俺「まぁねw今暇?」
しばらく黙ったままのバイト女。
俺「その感じから察するに暇っぽいなwww」
女「wwww冷やかしすか?wwwww」
俺「は?」
女「何でもないー。てかそっちの女の子に失礼だから切るねー。」
俺「??????ちょ」

ツーツーツー…
女「何でもないー。てか」


意味が分からなかった。基地外シネと思い帰宅した。
その日は何だかむしゃくしゃしてたのを覚えてる。
家に着くや否や、冷蔵庫から発泡酒を取り出し一気飲みw
立て続けにもう一本一気した。
そのままベッドに大の字になりもやもやしてた気持ちを整理しようと考えに耽った。
いつの間にか寝てしまったのか、目を開けると目の前の時計が四時を回っていた。
あー、電気けそー。と思って起き上がろうとしても体が動かなかった。
マウントとられて自分の手足をうまく固定される感覚分かる?
あんな感じでがっちり組まれたように動けなかった。
人生初の金縛りだった。


でも意外と冷静でいられた。
脳は起きてて、体は寝てる状態だろ?なら脳みそごとまた寝ればよくね?www
そんな感じ。そう思って目を閉じるも変に意識してどんどん頭は覚醒してった。
やべーねれねーwと思ってると不意におでこに息を吹きかけられた。
ふーーーーーーーー…って少量の空気をおでこの一点に
息が切れるまでかけられてるような感じ。
すると段々体が動くようになった。
怖くなったので、オナヌーして寝た。


次の日学校で昨晩一連の流れを友達に話した。
しかし普段からネタキャラ扱いの俺の話は聞き入れてもらえるわけもなく、
戯言扱いされた。
みんなのその態度を見てたら、
格別悪いことでもないように感じてきて気にならなくなった。
実際金縛りもそれからしばらくなかったしね。


そのころとからある女性とすごく仲良くなる。
同じ学校で、クラスは違うけどたまに話す程度の女だったんだ。
Aと呼ぶことにする。Aはその当時別れたばかりで、
その相談をよく俺にしてきた。
特別仲が良かったわけではないからなんで俺?
とか思ってたけど、よく電話やメールしてた。


まぁ先に言っておくが、Aは元カノが毛嫌いしてた女なんだわw
だから復縁を狙っていた俺は後ろめたさがどっかしらにあったんだけど。
よく相談に乗っていたからか、Aとの距離が縮まっていった。
そのころにはよく俺の家に泊まりに来たり、俺がAの家に泊まりに行ったり。
セクロスはなかったけどねw
でもそこは精子脳の俺だ。あるとき二人で酒飲みながら
ホラーDVD見てた時に、Aは怖がりだったから密着すごいしてきた。
我慢できなかった


一回してしまいストッパーが完全に崩壊した俺とAは毎日のようにセ●スしまくった。
春休みの終わり頃に、Aとのピロートーク時に「うちらの関係って何?」
と迫られ俺らは付き合うことになった。
男として情けないw
元カノへの思いはまだ拭い切れはしなかったが、
セ●ロスしまくったAのことを好きになっていたので元カノのことは時期に忘れるだろうと思った。


それから学校でもAと一緒の時間が増えた。
授業の日程が合えばお昼も一緒に食べ、帰りも一緒に帰れるときは帰ったり。
そんなことをしていたら事実は勝手に広まってくれるもので、
学年全体に俺とAが付き合っていることはあっという間に広まった。
もちろん元カノの耳にもその事実は届くこととなる。
先程書き込んだ通り、元カノはAのことをかなり嫌っていた。
元カノは露骨に俺らを避けるようになった。


ちなみにAスペック
身長高めでスタイルがよい。
おっぱいもCくらいあり張りのあるいい形。
そして何より俺をも凌ぐセ●ロス狂w


Aとの時間が増えるということは、
俺とAが一緒に学校にいるのを元カノが目撃することも増えることを意味する。
今考えると一番心苦しかったのが、そのころにはAと半同棲状態にあって、
帰りの時間が合わなかったら電話連絡するんだが、電話してた場所に元カノがいて。
俺は気が付かなかったからいつものようにいちゃいちゃした内容のことを話してて。

それを全部聞いてしまった元カノは泣きながらその場を走って去るという出来事だな。
オワタwwwwwwwと思ったけど、別れてからそれなりに時間が経ってたから、
当時はまぁいっか。くらいにしか考えてなかった。
嫌いって言ってた女と付き合われるは、
目の前でその女と俺とのいちゃいちゃトーク聞いちゃうわで、元カノからしたら鬼畜の所業だよな。


それからというもの、元カノは俺の姿を見かけるだけで泣き出すという状態が続いた。
そして元カノ近辺の女の子が宥めるという一連の流れ。
側近の女の子からは最悪な印象だったようだ。
でも終わってしまったことはどうすることもできない。
陰で言われるだけ言われてそれで済むならそれでいいと思っていた。


Aは元カノ近辺の女の子との折り合いがうまくいってない人だった。
というか、基本的に友達は多くない人。それは何でかというと、虚言癖があるからだ。
ある朝、俺は目が覚めるとAが俺の顔を怪訝そうに見ていた。
「どうしたの?」と聞くが、「凄い汗かいてうなされてたけど、
何かに憑かれてるよ。私霊感あるから分かる。」
と言われた。
はいはい、出たよ虚言癖wくらいにしか取り合わなかった。


Aに霊感がないのは付き合うまえの虚言によって実証済みだったので、
俺はAの言葉を信じなかった。
まずうなされてたとしても寝ててわからないし、体調不良をきたしてるわけでもない。
霊にとりつかれてたとして、目に見えて悪いことが起こってなかったから。
だからわざわざ人を不安にさせるようなことしか言わないAに不満を感じ始めた。


そんなことをAに言うと喧嘩っ早いAは猛烈に反論してくる。
だからそれに対して反論し、大喧嘩が始まる。というパターンがこの頃よく見られた。
それまで大した喧嘩らしい喧嘩はしてこなかったのに。
あまりにも喧嘩が多かったので、少し距離を置くことにしたんだ。
会うのは毎日ではなく、週に2日3日ってな感じ。
でもこの判断が事態を泥沼化することとなる。


その日は一週間ぶりにAと会う約束をしていた。
けど当時働いてたバイトの都合で会えなくなり、
バイトが終わり次第にAの家に行くということになった。
Aの家に着いて一頻りイチャイチャした。
一週間ぶりのセクロスに胸を高鳴らせていた俺は、
事をおっ始める前にとりあえずトイレに入ろうとした。
しかし、トイレに入ったときに一つの違和感が俺を包む。

便座が上がってる…


Aはトイレに入るときには大小に限らず
基本的に便座を下ろして用を足すように俺に命じていた。

しかし目の前の便座は明らかに上がっている。
まさか女であるAが立って用を足すということはあるはずがなく、
その便座が意味するのはただ一つの真実のみだった。
Aは俺と距離を置いている間に男を連れ込んでいた。
つまり浮気されていたのだ。


それからはもうよく覚えてないくらいの大喧嘩が繰り広げられるw
互いに浴びせる罵詈雑言、身の回りの物が飛び交い、
プロ野球のビール掛け同様にお互いにビールをぶっかける。
お互いにヒスを起こし、
事態は収集の目処が立たなかったので近所に住んでた友達に間を入ってもらった。
とりあえず友達に諭され俺は終電もないなか歩いて帰ることになった。
突然の裏切りと、喧嘩で高ぶった気分から興奮状態にあった俺は
人目も憚らず泣きながら帰ったw


次の日俺は学校に行く気になれなかったので、ズル休みして昼間っから飲んでいた。
昼過ぎくらいになり、知らない番号から頻繁に電話が掛かってきた。
Aの取り巻きからか?と思いシカトしてたがよくよく見ると携帯からではなかった。
Aの近所の警察署からだったwwwwwwwwwwwww


A は昨晩の大喧嘩を警察に訴えてたw
その事情聴取をするために俺に電話してきてたらしいw
泣く泣く出頭する俺に突きつけられた罪状は

傷害と器物破損wwwww

最悪だったorz


恥ずかしながら大喧嘩の顛末を話し、そして警察官から
男はときも我慢しなければならないという理不尽極まりない女尊男卑論で説教される俺。
幸い被害届は出されなかったので厳重注意で済んだけど、
全くもって意味がわからなかった。

確かに喧嘩の仕方がよくなかったなとは思ったが貞操概念すっ飛ばしたのはAだし、
男女交際の暗黙の了解を破ったのはAだ。
男の生きづらさを嘆き、今日は中島みゆきでも聴きながら酒飲んで泣こうと帰宅する俺。


それからの俺の学校での肩身の狭さは異常だったw
えっ?何でそんなことまで知ってるの?ってな情報をも知っている友達。
友達だけならまだしも、ろくに話をしたことない奴にまで広まってたw
そして皆が露骨に俺を避けた。
俺はとんでもなくヒステリックでエキセントリックな奴。というレッテルが一晩にして広まった。
そしてほとんどの友達を一気に失ったのだ。


友達を失った俺はかなり塞ぎがちになった。
人の目が怖くて外出も減った。でも一応学校へは毎日通った。
義務教育と違って自分の意思で通ってるわけだし、
親に高い金払ってもらってるからそんな理由で休むわけにはいかないと考えたからだ。
でも学校ではぼっちになりがちで、正直しんどすぎた。
家に一刻一秒早く帰りたい気持ちでいっぱいだった。


そんなある日、いつものように学校から帰ると元カノから着信があった。
俺は自分が元カノにしたことを棚にあげ、藁にもすがる思いで電話を掛け直した。

元カノ「もしもし」
俺「もしもし。電話した?」
元カノ「あー、何か大変みたいだねwww 」
俺「最悪だったよ。今も最悪だけど」
元カノ「Aと付き合うからだよwww 言ったじゃん?Aと関わるとろくなことないって」
俺「反省してます。」
元カノ「Aはかなり色々な人に言い回ってるよw
多分これは嘘だろうなーってことも言いふらしてるwww 」
そこから元カノに延々とAとのことを説教される。


度重なる不幸にうちひしがれ、
更に元カノにまで説教される俺は完全にテンションが下がっていた。

元カノ「終わってしまったことだから仕方ないw多分Aはまた君にすがってくるんじゃない?」
俺「もう勘弁っすよ…」
元カノ「女運ないねw」
俺「本当になw最近夜うなされてるらしいし、祟られてるのかなw」
元カノ「………」
俺「お祓いでもしようかなw」
元カノ「した方がいいかもね…。」

そんな他愛のない会話を重ね、二時間ほど話して切った。
そしてこの辺りからいよいよ黒魔術?の祟りが悪化し始めるんだ。


その日は元カノと電話してから割りと早めに寝たんだ。
確か十一時半頃だったかな。
疲れてたから寝付きはよかったと思う。
でも夜中にふと目が覚めたんだ。
俺は割りと睡眠が浅い方で、朝までに二、三回は目が覚めるんだけど。
その日もいつもの感じだと思って、寝返り打ってすぐに寝ようとした。
でも俺は気づいてしまったんだ。

キ ッ チ ン に 誰 か い る


当時の俺の部屋の間取りは1kタイプで、寝室とキッチンを一枚の扉で隔ててたんだ。
夜寝る前には必ずそのドアは閉めるんだけど、明らかにドア越しに誰かいるのが分かった。
しかもキッチンの床の立て付けがよくないから、人が歩くとギシギシ言うんだ。
俺は今自分が置かれている状況を客観視し戦慄したw
とりあえず息を潜めてキッチンからする音に聞き耳をたてた。

ギシ………ギシ………ギシ………

音を聞いている限りキッチンにいるそいつはキッチンで何かを探しているように
右往左往しているようだ。
俺は意を決して、鉄アレイ四キロを手に取りゆっくりとキッチンに近付いた。


額に汗をにじませながら俺はゆっくりとドアに近付いた。
右手に持った鉄アレイは自分の頭の高さより高い位置に構える。
汗がにじんだ手でドアノブを音が立たないように掴んだ。
そして同じく音が立たないようにドアノブを回す。
ドアノブが最後まで回ったのを確認し、その体勢のまま息を整えた。
俺の家何も盗るもんないのになーとか思いながら勢いよくドアをあけた!
「ごるぁぁぁぁぁぁどろぼぉぉぉあめぇぇぇかくごぉぉぉぉぉ!!!!!」

ってあれ?

誰 も い な い


鉄アレイを汗だくになりながら構えてる俺は状況を把握するのに時間を要した。
明らかに誰かが歩き回る足音はしていたのに誰もいないキッチン。
玄関のドアを確認するも鍵は掛かったまま。
もちろん人が隠れるようなスペースなんかない狭さのキッチン。
部屋の暑さでかいていた汗は、みるみるうちに冷や汗へと変わっていった。


俺は速攻でベッドの中に潜り込んだ。
気のせい!気のせいっしょ!疲れてたから家鳴りが足音に聞こえただけ!
と、必死に冷静になるように自分に言い聞かせるも恐怖心は簡単に拭えない。
何を隠そう、俺は極端な怖がり!つまりビビリである。
そこから外が明るくなるまで寝付けることはなかった。


次の日の夜、昨晩の一件があり寝不足だった俺は
バイトから帰ってきたらシャワーも浴びずにベッドに横になった。
そして夢想に耽る間もなく睡眠に入った。
でもまた夜中に目が覚めた。
時計を見ると3時を回って間もない時間だった。
うわー、変な時間にまた目が覚めちゃったなぁ…。
と思い、寝付こう寝付こうと暗示に掛ける。
しかしそういうときに限って寝られないのがビビリのさだめ。
そうこうしているうちにまたあの足音がキッチンから聞こえてきた。


ギシ………ギシ………ギシ………

得たいの知れない足音にただただ戦慄してますた。
何かね注意深く足音を聞いてるとキッチンをぐるぐる回ってるんだよね。
何となくのイメージが頭に浮かんだんだけど、左回りで一歩一歩忍び足で歩くように。
決して寝室には入ってこないんだよ、そいつ。
キッチンを規則的な感覚で歩いてるんだ。
そいつはそれから毎晩のように3時過ぎに現れるようになった。


毎晩3時過ぎに現れる謎の足音のせいで俺の精神はすり減らされていた。
おまけに相談できる友人もいなかったため、ただ溜め込むしかなかった。
寝不足とストレスからかみるみるうちに痩せこけてったし、体は常に倦怠感半端なかった。
これはマジで祟られてるレベル…
とか思ってたけど、本当にそんなことあるわけがないと思ってた俺は
とりあえず病院に行くことにした。


病院に行くことにした辺りでは倦怠感どころか、常に微熱が出ている状態だった。
加えて頭痛や目眩、吐き気を常に感じてるような状態。
医師は最初自律神経失調症と診断した。
薬を処方され、しばらくは学校も休んで体を休めるように。と言われた。
俺は一週間休みをとって静養することにした。


静養初日。
いつも起きないといけない時間に布団に入っていられる幸せを噛み締めつつ、
3時の足音からくる寝不足を解消するために睡眠をとる。
連日の寝不足からか割りと早い段階で寝付けそうだった。
でも寝付くか寝付かないかの夢うつつの状態に入った時に急に誰かに体を揺すられた。
はっ!と起き上がるも誰もいるわけがなく。気のせいか、と思いまた寝付こうとする。
すると次は「寝たらあかん」という声で起こされる。
何で関西弁なんだよ…とか思いながらまた寝付こうとする。
すると次は耳元で

「 起 き ろ よ 」


そっから完全に意識が覚醒した俺はガクブルしながらずっと起きてた。
寝たら誰かに何かされそうな気がして寝るのが怖くなってきた。
静養初日は結局寝ることは出来なかったorz


静養2日目。
朝方まで寝れなくて疲れと眠気でうとうとしていると、元カノから電話があった。
元カノ「体調不良で休んでるんだって?」
俺「うーん。」
元カノ「ちゃんとご飯食べてる?」
俺「いや、食よくなくて」
元カノ「作りにいってあげようか?」
俺「いい、大丈夫。今はゆっくりと休みたいし。」
元カノ「……あっそ。せいぜい体気を付けてねー」

ブチッ!ツー………ツー………ツー………

意味わからないとこでキレる元カノ。
俺は自分がそれどころじゃなかったからとりあえず放っておいた。


そこからいい加減寝ようと布団の中に入る。
起こされたりするのが怖かったからカーテン全開の朝日バンバン入りまくりの状態だったけど。
でも寝付いても30分もしないうちに目が覚めてしまう。
その間ずっと元カノの言葉が頭のなかを駆け巡っていた。
何だか元カノが気になって気になって仕方なくなってきた。

静養3日目。
俺は気づいたら元カノに電話していた。
しかし早朝ということもあって、電話には出なかった。
凄くもどかしく何で電話に出ないのか苛立っていた。
まぁ冷静に考えたら朝の7時に電話したら大概の人は出ないだろうけどw
俺は度重なる謎の出来事や自分の体調について元カノに話したくて話したくて仕方なかった。
今思うと異常だけど、その時は元カノに話を聞いてもらえなかったら
どうにかなってしまいそうだった。


結局元カノから折り返しの電話が来たのは夜中だった。
しかしその頃には気が抜けてしまったのか、電話に出る気にはなれなかった。
着信が鳴りやみ、吹き込まれた留守電を聞く。
元カノ「電話遅れてごめんね。また明日掛け直しまぁす。」
この言葉に安堵し、久しぶりに朝までに寝ることができた。


静養4日目。
起きたのは昼過ぎだった。
相変わらず重い体を引きずり起こし、携帯をまずチェック。
元カノから「学校終わったら電話するねー!」というメールが入っていてホッコリ。
何故か元カノを心の支えにしている俺。もう気持ちなんてないのに。
元カノからのメールの他に珍しくもう一通メールが届いていた。
Aからだった。


内容は俺の体調不良を気づかい、心配だから学校帰りにうちに寄るといった内容。
誰のおかげでこんなんなったと思ってんだよ白々しいwと思ったが、
誰かに頼りたい欲求が凄かった俺はその要請を快諾してしまう。
俺のなかで
電話くれる予定の元カノ<会いに来てくれるA
という構造に早くもシフトチェンジされる。我ながら揺るぎないクズっぷりに感服した。


Aは午前中の授業を終わらせて俺の家まで直行してきた。
久しぶりに顔を合わせた俺は懐かしさもあったが、
何より会ってしまったことへの後悔が強かった。
ちなみにAはヤンデレという属性を兼ね備えた女であり、
この日は弱った俺を見てデレ全開だった。
「大丈夫?」「何処か具合悪いとこない?」「抱き締めてあげるね。」
などなどの甘い言葉を口から垂れ流すA。
そしてその言葉を鵜呑みに甘える俺。
もはやハッピーエンドは期待できやしなかったw


忘れてはならないAの特性がもうひとつある。
それは、極度のセ●ロス狂であるということw
俺を甘えさせていたAはいつの間にかよがる時の表情になっていた。
それに気付いていたが、そこまでするつもりはなかったので無視してた。
でもそれでも止まない首筋への愛●や、俺の鬼頭さんを手のひらでグリグリしてくるA
さすがの俺も耐えられるわけもなく、俺はAと何度もセ●ロスしてしまったorz


セ●ロスしていたときや、ピロートーク時に携帯の大人のおもちゃが鳴り続けていた。
多分元カノからの電話だなぁ。と思いつつも、無視してAといちゃいちゃしてた。
というか、近くにすがれる存在があるんだから元カノと電話する必要はなかった。
俺は裸でいちゃいちゃしているAにこれまでの奇怪な出来事や体調不良について話すことにした。


自称霊能力者( )のAは俺の話を聞いて、一言だけ呟いた。
「誰かに呪いでもかけられてるのかもね。」
うはっwwwwwこいつブレねぇwwwwwwwwwwwww
と表情には出さないものの脳内で吹き出す俺。
でも待てよ?病院で処方された薬飲んでも効き目ないし、
何よりあの説明のつかない奇怪な出来事の件もあるし。
あながちないとも言いきれないのか?
俺「kwsk」


Aは興味を示した俺に得意気に説明する。
が、その内容は目も当てられないような陳腐な内容。
丑の刻参りとかそんなレベルのオカルト話だった。
もっと現実的な、かつエグい話かと思ってた俺は激しく興醒め。
まぁ丑の刻参りが現実的じゃないってわけでもないんだろうけど、
ド定番過ぎて逆に現実味がわかないというか。
でももしかしたら呪いって本当にあって、もし掛けられてたら洒落にはならんなー。と思った。


静養5日目。
結局朝までAと話をしてすごし、Aはそのまま学校へと向かった。
Aを見送り、そのままテーブルに置かれていた携帯をてにとりチェック。
するとそこには元カノからの無数の着信履歴とメールの数々。

「体調大丈夫?」
「電話掛けたけど寝てる?」
「電話出てー」
「まだ寝てるかな?」
「電話出ろ」

「 も し か し て A と 会 っ て た り す る ? 」


元カノからのメールの内容はどんどん過激なものとなっていった。
途中で読むのが恐くなって携帯を思わず閉じた。
そして閉じた瞬間Aの言葉が頭をよぎる。
「誰かに呪われてるのかも」
ま、まさかなぁ…そんなことあるわけないっしょw
でもよくよく考えたら元カノと別れてからうなされ出したし、
色々と合点があるな。
俺はこの時から少し元カノを疑いだした。


その日の夕方から俺は謎の高熱を出した。
これはヤバイwと思い病院に行くも風邪扱いで薬渡されて帰らされた。
でも明らかに風邪の時の高熱とは違うんだよね。
なんかタオルで関節とか、背中とかを締め付けられて
激しく摩擦されるような痛みとかあだたし。
家に着くとそのままベッドにたおれこんだ。
最悪救急車呼ぶことも視野に入れよう。そう思ってると元カノから電話があった。


電話に出るのは躊躇われたけど、戦慄のメールの件もありシカトするのが恐くて出た。
元カノ「もしもし。」
俺「はい。」
元カノ「てか何で昨日電話でねんだよ!!!メールも返してこねぇし!!!!」
俺、いきなりの元カノぶちギレに唖然。
元カノ「何してやがったんだよ!!?あぁ!!?」
俺「す、すいませ」「だから何してやがったんだよぉぉぉぉ!!!!!」
あまりの剣幕にAと会ってたなんて言ったら殺されると思った俺は嘘をつく。
俺「ご、ごめん、体調悪くてずっと寝てたよ。電話掛けてくれたのにごめんなさい。」
元カノ「いいんだよ、いいよ。いきなり怒鳴ってごめん。」
俺「い、いや、コチラこそごめんなさい。すいませんでした!」(内心Aとのことを謝ってたw)
元カノ「いや、Aと一緒にいるような気がしてつい。Aとは本当に関わらない方がいいからさ。」
体調不良と元カノの図星を突いてくる勘の良さにもう生きた心地がしなかった。


元カノ「具合どう?」
俺「さ、最悪ッス。今日になって高熱出てるッス。辛いッス。」
元カノ「ふーん。」
俺(えっ、それだけ?)
元カノ「色々と気を付けた方がいいよ!ってかヤバくなったら言って。
看病ならいつでもしにいくし」
俺「ア、アザス(色々?って何だ?)」
軽いやり取りがあった後電話を切る。
元カノとの電話は生気を吸われるような感じがしてどっと疲れた。
高熱もあって俺は寝ることにする。


寝付こうとしても高熱でうなされてなかなか寝れなかった。
インフルエンザとかで熱だしてるときに意識してないのに声だしてうなされるの分かる?
自分でも声出てるの分かるようなうなされかた。
あんな感じで自分のうめき声で目が覚めちゃうんだよね。
結局この日もまともに寝れなかった。


静養6日目。
この日も朝から晩まで熱が上がりっぱなし。
嗚呼、これは死ぬかも分からんね。と訳分からん悟りの境地。
苦しみが頭の天辺から抜けていくのが分かる。
今日乗り越えたらどうにかなるような気もしてた。
そうだ、今日はとにかく無心になろう。
携帯の電源も切ろう。
テレビも消そう。
音楽なんかもっての他だ!
足元に力の入らない体を起こしてカーテンも全部閉めた。
そして律儀に布団を綺麗に整えてそのままINTO。
何も考えないように努めた。
その日は雨だったな。ひたすら雨音だけに集中した。


その日の夜中の3時。
例のごとく目が覚める。
そしていつものようにキッチンからギシ…ギシ…と床をきしませる足音がする。
何かその日は不思議と恐怖心がなかった。
高熱で思考がままならなかったからか、あー今日も来た。ラッシャイ!
そんなくらいにしか思わなかった。
んで俺はその足音の主に話しかけてた。
声に出してるつもりだけど実際は頭のなかで話しかけるみたいな。
「君はいつも何しに来てるんだい?」
「何か探してるのかい?」
「多分君が思ってるより俺の家は何もないし、俺も何もないつまらん男だよ。」
ってな感じのことを延々と。


気がつくと時計の針は5時をさそうとしてた。
足音もいつの間にか消えてた。
俺は、「あぁ、帰ったんだなぁ。」なんて思いながら寝た。
気づいたら辺りは夕方になっていた。


静養7日目。
昨日までの高熱が嘘のように体が軽かった。
頭もスッキリしてた。
携帯開いて電源をいれると、そこには元カノからと
Aからの心配したメールがもっさり入っていた。
とりあえず二人に熱が下がり、体調も快方に向かっている旨を伝えた。
Aからはすぐに返信があったが、元カノからは返信はなかった。


静養8日目。
体も動くようになってきたので散らかった部屋を片付けることに。
ついでに心の汚れもとろうとAとの関係もさっぱりさせようと思った。
Aの都合のいい時間を聞き出し、そしてその時間に電話する。
これ以上の都合のいい関係は何も産み出さないし、
根本的に俺達は合わない人間。
だからこれ以上傍にいてもお互いを傷つけるだけだと伝える。
支えてくれた時間は感謝してるし、忘れない。
って話し合った。
けど、最後の最後で何きっかけでかAぶちギレwwwww
結局わだかまりが残るような終わりかたしかできなかったw


そのままのいきおいで元カノにも電話した。
Aと完全に関係を絶ったこと、静養中にAと会ったことを正直に話して謝った。
謝るような間柄でもないんだけど。
元カノは終始俺を罵倒した。
されても仕方ないことしたし、真摯に受け取った。
元カノは泣きじゃくった。
「君が離れていくなんて。これじゃ違う!思ってたのと違うよ!」

ん?何のことですか?


元カノとの電話を終えて一息ついていた俺は、最後の元カノの言葉が引っ掛かっていた。
それに加えて元カノのヒステリックな対応は常軌を異していたので、
変な違和感を俺に与えた。
まぁ考えても仕方ないし、とりあえずは体力の回復に勤めようと思う。
静養10日目にして快方に向かうんだけど。


体調がよくなり学校に通うと少しの変化があった。
まあまあ話したことあるレベルのクラスメートが俺を心配し話しかけてくれた。
今となっては親友と呼べるような奴等何だが、
クラス替えがあった当初の印象はあまりよくなく。
むしろ話しかけられた方が驚く程なんだ。
その友達はBって呼ぶことにしよう。
Bとはこの日を境に絡みだすんだけど、
こいつはやたらいいやつで俺の話を親身に聞いてくれた。


BはAとのいざこざの話を知っていたが、あまり信じていない奴。
Aの悪い噂はかねがね耳にしており、
その事件のAの言い分は端から信用ならないものだと思っていた。
だから味方してくれてたんだけど、そんなBを俺は段々信用してきていた。
Bは度重なる俺の不幸を真剣に悩んでくれた。
Bの存在は俺の支えになって、どんどん俺は立ち直っていった。
ちなみにBは男な。


そんなこんなで段々と友達が戻ってきたわけなんだけど、
それとは対照的にAは孤立してったんだな。
結局虚言癖が仇となり、最初は信じてた人も段々と信用をなくしてった。
俺が回りからも普通に扱われるようになってからAを学校で見かけることはほぼなくなった。


俺の生活は普通に戻ってきたものの、
奇怪な現象後もやたらと運がついてなかったんだよね 。
財布は落とすし、やたらと酔っぱらいに絡まれるし、
そういう細かい事を挙げたらきりがないくらい。
でもそんなこともあるか、くらいにしか捉えてなかった。
もちろん夜中の足音とかも健在。
まぁこの頃には何か慣れちゃって、足音に気づいて起きても普通に寝れたんだけど。


そうこうしてるうちに俺は学校を卒業することになる。
時系列が曖昧なままで来ちゃったけど、元カノと付き合ったのは今から6年前。
Aと付き合ったのは5年と半年前くらい。
卒業したのは5年前と、1年間の話なんだけど。
話戻すけど、卒業した俺は特に就職するわけでもなくフリーターでぷらぷらしてた。
もちろんこの時もずっと運がなく、たまに謎の高熱出したり、
体調がすぐれなかっりってのはあった。


もうその頃には俺自身も、
俺はこういう天命なのかなwたまに良いことあればいいやw
と考えれるくらいポジティブな解釈してた。
でも新しい彼女が出来ても何故かすぐにフラれるし、女に騙されたり、弄ばれたりと、
女運は本当になかった。
一番きつかったのは借金背負わされたことw
たいした額じゃなかったからよかったけど。


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