エンジェルインキュベーター (仮) の荒井 宏之です。こんにちは。

 

先日、01Boosterさんが新しいアクセラレータープログラムを立ち上げるとのことで、その初回という大事な会でぜひ講義をしてほしいというお話をいただきました。

 

今回はまさにゼロイチフェーズの起業家の方たちに向けたアクセラレータープログラムとのことなので、どんな話をしようか考えましたが、最初の最初に話すべきはやっぱこれだろう、ということで「WHY(=パッション)を言語化する」ということをテーマにしました。

 

WHYを言語化しよう from Hiroyuki Arai

 

WHYとはマンガ の1ページ目である

起業家の方とディスカッションやメンタリングをさせていただく際に、一番最初にお会いしたときに必ず、「WHY」は何かを聞くようにしています。

 

WHYというのはすべてのスタートアップにとって、ピボットをする際に軸になるからで、これが明確であればあるほど、グロースに向けた最短距離が歩めると信じているからです。そして、それを明確に言語化することが大切です。

 

それは投資家に対しても、仲間を集める際にも、パートナー企業に対しても、同様に、これをバシッと伝えることで、ワクワクさせてもっと話を聞きたいと思わせることが起業家には必要だからです。

 

映画であっても、小説であっても、マンガであっても、最初の数ページでワクワクしなければ、先を見ようと思いませんよね?前のめりにもっとみたいという気持ちにはなりませんよね?

 

WHYはまさにその最初の1ページ目なのです。ワクワクさせる言語になっていなければ、投資にも仲間集めにもパートナー企業との契約にも至れないのです。

WHYを言語化することの難しさと大切さ

今回のワークショップで一番最初に1分ピッチを行っていただいたのですが、このWHYについてお話できた方は一人もおらず、たいていHOWやWHATについてのお話に終始していました。

 

ここが例えば技術的にものすごく飛び抜けているとか、ビジネスモデルが誰も考えたことのないようなものであるとかであれば、当然それだけで誰かをワクワクさせることはできます。

 

でも多くの起業家のプロダクトはそうではありません。となると、ワクワクさせるのは起業家のパッションそのものなのです。

 

それに共感してもらうために純化させたものがWHYなわけですが、そこに辿り着くのは実はすごく難しい。ゼロイチの情熱を持っている起業家ですら、簡単にできるものではありません。

 

日本人は自分の夢や情熱を言葉にして周りに伝えることを恥ずかしがります。それは隠しておくことが美徳であるという文化的傾向があります。また、しっかりと直接的に意見を伝えることなく互いに察し合う文化もあります。

 

それは所属しているコミュニティのなかではよいでしょう。しかし、今起業家が探したい投資家や仲間、パートナー企業などが必ずしも同じコミュニティにいるとは限りません。いや、むしろほとんどいない。

 

だからこそ、WHYを言語化して伝えることが大事なのです。言語により共感してもらうことがものすごく重要なのです。

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