こんばんは&おはようございます。

 

 「花散らしの強風」で始まった4月最初の週末。東京の桜並木はお花見のシーズンが終わり殆どが緑色へと衣替えが済んでしまいましたが、木々に僅かに残っていた桜の花びらも無くなってしまったのではないでしょうか。今年は別れの季節に彩を添えた東京地方の桜色。出会いの季節を彩るのは新緑の木々が担う事になります。

 

 出会いと言えば我が家の子もそうですが、金曜日の7日は殆どの都立高校で入学式でした。小学校の同級生が何人かいた中学とは異なり見知らぬ者が集っている事もあり、緊張して誰とも話が出来ずに帰って来たようですが、部活に参加するなどしてその内慣れるでしょう。昨年の夏優勝した高校野球の監督さんの言葉を借りれば、「青春は密」でありあっという間に過ぎていきます。様々な経験をして有意義な3年間にして欲しいものです。

 

 さて、春の嵐とも言えるような不安定な天気が続いた金曜、土曜でしたが明日の日曜日はどうなるかと言うと、9時の予想天気図が以下の通りです。

9日9時予想天気図(気象庁HPより)

 

 強風とまとまった雨をもたらした前線と低気圧は日本の東海上に去り、変わって東シナ海に中心を持つ高気圧が日本列島を覆ってきます。お天気は西日本から徐々に回復して来る一方、低気圧の影響が残る東北、北海道地方はぐずついた天気が続く可能性があります。そして、例年この時期に流入し天気の急変の要因ともなっている寒気ですが、はやり今年も入り始めて来ました。7日、8日の上空1,500m付近の気温の様子を高層天気図で見てみると、まずは昨日(7日)夜の9時ですが

 

7日21時(標準時+9時間後)高層天気図(850hPa気温図 気象庁HPより)

 

 この時期の寒気を示す0℃の等温線(青線)は北海道の一部にしか掛かっていませんでしたが、これが今日(8日)の9時になると

 

 8日9時(標準時+9時間後)高層天気図(850hPa気温図 気象庁HPより)

 

  0℃以下の寒気(青斜線で囲った部分)が日本海まで南下し、北海道(赤丸の部分)の大部分に掛かるようなり、数値予報図で明日(9日)9時の予報を見てみると

 

9日9時(標準時+9時間後)数値予報図(850hPa気温図 気象庁HPより)

 

   0℃以下の寒気が更に南下し西日本辺りまで覆うようになります。また、新潟や東北地方には-6℃の等温線(紫で囲った部分)も存在すると予想されています。

  この為、明日は北海道と東北の山間部では降雪に注意が必要です。他の地域でも気温は平年並ぐらいになりますが、3月から高温続きの暖かさに体が慣れている事や上の予想天気図を見ると北寄りの風が吹く所が多い予想される為、気温ほどの暖かさは感じられないと思われます。天気は回復傾向ですが朝晩は特に気温が下がるので、お出掛けする予定のある方は着たり脱いだりしやすい服装にする等の配慮が必要かも知れません。

 

 新年度になり社会は既に動き出していますが、月曜からは学校も本格的に始まり朝晩の通勤時の混み具合が激しくなると思います。明日の日曜日に鋭気を養い、新たな一週間を迎えたいものです。

 

 

 

 

今日の一枚

 数日前に我が家の近所で撮った一枚。日曜日はこんな空模様が見られるでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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