おはようございます。

 

 5月も下旬に入りました。20日は二十四節気の「小満」だったのですが、大型連休が終わり小満を迎える頃になると本格的な梅雨を迎える前に天候がぐずつく「走り梅雨」の時期となりますが、今週はそれを象徴するような天候が続きました。17日(日)夜に日本上空を国際宇宙ステーション「きぼう」が通過していきました。ご覧になった方も多かったのではないでしょうか。我が家も家族で外に出て通過する様子を眺めましたが、月曜日からの天気を考えるとこの天体ショーが見られたのはちょっと奇跡的だったのかあ、と貴重な晴れ間に感謝したい所です。

 

 そして、あと10日もすると2020年折り返しとなる6月。早いものでもう半分が終わろうとしています。 

 

 さて、今週はお日様がほとんど顔を出さなかった東京地方ですが昨日の天気図を見るとこんな感じでした。

出典:気象庁HP(22日12時)

 

 日本列島の南海上に東西に長く伸びる前線。これが梅雨前線(気象予報士試験的には、正式な気象用語である「停滞前線」と書かないと×です。)です。今週はずっとこんな感じの天気図でした。

簡単な説明になりますが、性質(寒暖など)が異なる空気の境目で風のシア(風向の違う箇所など)がありそれが収束して上昇流をもたらして対流雲(積乱雲など)を形成しシビアな天気をもたらす、と言うのが教科書的な動きとなります。そして同じ時刻の衛星画像(可視画像)がこんな感じでした。

 

出典:気象庁HP(22日12時可視画像)

 

 衛星画像で赤く囲ったのが北海道~九州地方。天気図や衛星画像を見ると、前線に近い沖縄、奄美地方は既に梅雨入りとなっており雨をもたらすような雲が掛かっていますが、本州からはまだ離れた所に位置しています。 

 では今週、天気のぐずつきと共に季節が逆戻りしたかのような天候をもたらした要因を探ると、北海道の東に中心がある高気圧、冷たい空気を持つオホーツク高気圧が要因です。これから吹き出す冷たい空気が北海道~東日本を覆った為に気温が上がらない日が続きました。

 

出典:気象庁HP(22日9時 850hPa気温図)

 

  850hPa天気図で青線が9℃、赤線が6℃の等温線。22日9時の上空約1,500m付近に当たる850hPa天気図での気温を見ると、関東付近は6~9℃の等温線に挟まれた格好になっています。

 

 これを上に書いた「きぼう」が観測できた17日の同じ時刻(9時)と比較すると、観測地点である茨城県の館野と言う所(ここも気象予報士試験では時々登場する地名です。)のデータで850hPaの気温が15.5℃でした。 

 

 

  オホーツク高気圧から吹き出される東寄りの風と南下した寒気の影響でこの時期としては低い気温となったと推測されます。

 

 一方、梅雨の時期にこのオホーツク高気圧とせめぎ合う暖かい空気を持った太平洋高気圧の中心はまだ日本の遥か東です。

 これからの季節、天気図での「登場人物」はこの2つの高気圧とその間を取り持つ停滞前線(梅雨前線)が中心となりますが、オホーツク高気圧が主役の座を渡さず居座るのか。それとも太平洋高気圧が早くから勢力を拡大し主役の座を奪うのか。そこにストーリーをややこしくさせる台風がどう絡むのか。2020年梅雨の陣が間もなく幕を開けようとしています。 

 個人的には災害にならない程度に潤い、台風が煽る事のないようスムーズに夏を迎えて欲しいなあと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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