こんばんは。

  2月も半ばになり、早くも春一番が吹いた地域も出始めました。ただまだ冬が終わる気配はなく、先日大雪となった北陸地方にお住いの方は春一番が吹いたと言われてもピンと来ないと言うか、「春?何それ?」という感じではないでしょうか。本格的な春を迎えるのはまだ先ですね。東京も来週前半に雪の予報が出ていますし・・・。

 

  

 

    気象庁14日12時発表の気圧配置。日本海に前線を伴った低気圧があって、そこに向かって南から暖かい空気が吹き込んで春一番が吹きました、と言う天気予報の決まり文句に沿う気圧配置になっていました。

 

  さて、今回は先日行われた気象予報士試験の実技問題をチェックした感想を書きたいと思います。まずは実技1の前半部分から。

 

 

◎実技試験1

  前回書いた通り、1月下旬に日本付近にある複数の低気圧(二つ玉?)が、時間の経過と共に進み北海道南東の太平洋上でひとつになって発達すると言うのが大雑把なストーリー。調べて分かった事なのですが二つ玉低気圧については、第48回の実技1で取り上げられていました。二回続けて同じ題材だったんですね。日々の生活や習慣によって改正される法律や社会制度と違い、コロコロ変わる事のない自然科学相手ですから、49回試験やっていたら続く事もありますかね。気象に関する新技術が開発されない限り、何れネタ枯れを起こすような感じがしないでもないのですが・・・。

  大問5問で単純に考えると所要時間は1問15分ですが、数値、語句穴埋めの問1で効率よく時間を使い、その分他の問題で時間を掛けたい所です。

  

(1)問1

 実況図を見ながら数値、語句を穴埋めしていく定番の問題。配点は低いのですが、取りこぼすことなく満点か祖手に近い点数を狙いたい所です。

 なお今回は天気図内にヒントが出ていましたが、擾乱の進路を16方位で答えさせる問題で矢印の向きだけで判断させるケースがあるので、普段から気象庁のHPに掲載されている天気図を見て目を慣らしておく必要があると思います。経緯度線を用いて判断するのも一つの手です。

 

〇 問1のポイント

 ・日々天気図を見て判断するスピードを養う事

 ・海上警報とその意味

 ・天気図記号、十種雲形

 ・冬型の気圧配置の特徴

 

(1)問2

  2つの地点(チンタオと鹿児島)の大気安定度を状態曲線を使って見ていこうと言う問題。ごくありふれた内容ですが、SSI(850hPa-500hPa間の大気安定度を示す指標)を850hPa-700hPa間で算出すると言う、これまでなかったパターンが出てきました。やり方はSSIを求めるのと同じなのですが面食らった方もいたのではないでしょうか。それと乾燥断熱線、湿潤断熱線、等飽和混合比線の凡例も示されなかった事が特徴として挙げられます。単位Kで示された線で傾きが大きいのが乾燥断熱線、小さいのが湿潤断熱線ですがこれを逆に読み取るとSSIの算出も間違ってしまうので注意が必要です。

 

 (1)は、状態曲線の気温と露点温度の近づき具合から読み取れることを脚色することなく見たまま答えれば良いのですが、高度620hPaはこれ以外の数値を記述すると減点される可能性があるので、定規等で正確に測って解答しましょう。(解答例で「付近」となっているので、±10hPa程度の誤差は許容範囲かも知れませんが・・・。)

 (2)では、算出したSSI等の指数と降水域との関係で対応が良くない方とその理由を問うています。どちらの指数かは答えられるとして、逆転層から上層が安定している事に起因するのが理由とする事を限られた時間内に解答例通りに記述するのは難しいような気がします。小生ならすぐに思い浮かばなかったらさっさと飛ばして、最後に逆転層より上層が安定している為、ぐらいに記述出来ればまあ満足かなって感じです。(ほかの問題の出来次第ですが・・・。)

 

〇 問2のポイント

 ・状態曲線から読み取れる事(乾燥、湿潤)

 ・SSIの求め方

 

 今回は実技1問1、2についての感想等を書きました。次回は実技試験1問3以降について書きたいと思います。

 

 

 


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