司法書士はお払い箱にならなかった | 横浜 コーディアル司法書士 所博之

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先週末6/1は、関ブロ総会(東京法務局管内の1都10県の代議員総会)が新潟の越後湯沢で開催されたため、前日5/31の会長会から2泊3日夫婦(妻は付き添いで、会議や懇親会は私だけ)で参加させていただきました。

 

来年の関ブロ総会は、神奈川県が担当するため、その視察をかねて前日の「会長会」から、私などに参加を認めてもらえました。

 

 

6/1の午前には湯沢町Ⅰのハイキングを終え、午後から総会と懇親会。6/2は、朝から山登りを予定していましたが、あいにくの雨で予定を変更し、清津峡の映えスポット(下記写真)へ向かいました。

 

人気スポットですが、幸いに観光客も少ない時間帯だったため、二人きりで写メをとることもできました。

 

 

さて、タイトルの「司法書士はお払い箱にならなかった」についてです。

 

関ブロ総会の来賓として、新潟県司法書士会の名誉会長の方の祝辞のなかで、「60年以上、司法書士業界を見てきて思うことは、司法書士がここまで生き残り、それ以上に業務を拡大し、その必要性はますます高まっている現状に喜びを感じている。もっと長生きしてこの資格の将来を見届けたい。」という内容が印象的でした。

 

やはり、国民にパソコンが普及する25年程前に、司法書士はお払い箱になるのではないか、資格の存亡にかかわると危惧したようです。

 

というのも、当時は誰もがパソコンを使うことができるようになり、登記申請は司法書士へ依頼せず、自分で書類を作成して行う時代が来るのではないか、などと大きな心配をされていたようです。

 

ですが、法律がある以上、登記申請には法律に基づいた文書作成が必要であり、所定の法的手続きを履行しなければならない。

 

そうなると、法律を理解し、その法的手続きを行える司法書士が必要となり、この資格は社会から必要とされていることを実感している。これからも資格の魅力を見届けるため、少しでも長生きしたいので、運動を毎日続けていると。

 

司法書士は、たかが代書人であり、お払い箱になると揶揄された(他にもロースクールにより弁護士が街にあふれると、登記業務に参入し不要となると言われた)苦難の時代を乗り越え、今では登記や裁判だけでなく、企業法務、相続手続き全般を取り扱う遺産承継業務、認知症前後の財産管理としての任意後見・法定後見業務、遺言に基づく遺言執行業務、家族信託業務など、様々な分野で活躍の場を広げています。

 

特に後見分野における家裁の信頼、行政の信頼は絶大のものとなっています。

 

150年以上経った今も、司法書士は生き残っています。

これは諸先輩司法書士の方々の日々の真摯に業務に向き合う姿勢の賜物です。

私も司法書士の資格の未来を信じ、その魅力が後世にも語り継がれるようになってほしいと日々の業務に勤しんでいます。

 

 

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