合格までの長い道のり | 横浜 コーディアル司法書士 所博之

横浜 コーディアル司法書士 所博之

LECと伊藤塾を通じて司法書士講師業25年のキャリアを活かしたブログ

本日、今年の司法書士筆記試験の合格発表がありました。

未だに私などに真っ先に報告をしてくれたのだと思うと嬉しい限りですが、合格までの苦節13年を思うと思わず涙がこみ上げてきました。

家族からはほぼ見放され、周りからは冷たい視線とともに、すでに合格への期待も殆どなく、受験期間を無駄にしているのではないかと自問自答しながらも続けた勉強は、いかばかりだったでしょうか。

 

痛いほどその辛さが分かるだけに、ようやく待ちに待った表舞台に出られるこれからを思うと、私も嬉しさで胸がいっぱいになります。

本当に、応援してくれる人が少ないなか、よく頑張りました。あきらめさえしなければ、報われるのがこの資格です。それを身をもって体験したのですから、これからは、この資格を使って、今までの不安だったこと、人より余計に苦労した分を、今度は人の不安や悩みを解消し、少しでも人のためになる仕事をしてもらいたいものです。

 

 

さて、先週末は群馬司法書士会の要請を受けて、【第一部 司法書士事務所の労働環境・労働条件の基礎知識】 【第二部 労働問題の実務相談及び解決実例】という2部構成で、研修をしてきました。

ちなみに、この研修には私のクラスだった司法書士も参加してもらうことができました。その彼は、なんと4代目の司法書士。合格まで、8年と苦労しましたが、今では立派な司法書士となっていて頼もしい限りです。

 

恥ずかしながら、私は第二部の研修を担当し、今まで取り扱った労働事件を7件ほど紹介しながら講義をしました。

 

メインは第一部の研修で、昨年の11月に神奈川県司法書士会で会員向けに行った研修ですが、若手司法書士が勤務時代の経験等を踏まえ、寸劇を通して、司法書士事務所あるあるを再現しながら行ったため、笑いがとれ、とても好評だった研修です。

 

あまりにリアル過ぎて笑えない、という会員もいますが、補助者や司法書士を雇った際に、雇用契約書さえ交わさない事務所がいかに多いのかも知らされた次第です。そういったこともあり、事務所で交付すべき労働条件通知書や雇用契約書等のサンプルも資料にしました。

 

研修を受けていただいた会員も司法書士ですから、雇う側として問題点自体はよくわかってもらえるのですが、その場合、どのように対処すればよいのか、よく分からないというのが本音のようです。

 

また、そもそも自分が事務所勤めをした際の経験をもとに、使用者側に立っているので、それが当たり前だと誤解しているケースも多いようです。

 

受験勉強に労働法や労働基準法がないためなのかもしれないですが、法を説く立場でありながら、自分が経営する事務所では、法を順守していないのでは話にならないですし、法律相談をする司法書士として、社会からの理解は得られないです。

 

この研修は、私も含め事務所が雇った方から訴えられないようにするには、何が必要か、どのように対応すればよいのかをしっかりと考える機会となりました。

 

終了後は、群馬司法書士会の計らいで、上州牛の美味しいお店で懇親会。群馬の梅酒も堪能でき、労働問題ワーキングチームのメンバー全員が、そのおもてなしに感激して帰途に着きました。本当に充実した群馬でのひとときを過ごせました。

 

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