司法書士とAI | 横浜 コーディアル司法書士 所博之

横浜 コーディアル司法書士 所博之

LECと伊藤塾を通じて司法書士講師業25年のキャリアを活かしたブログ

おかげさまで、息子のサッカー部、昨年に続き、今年もインターハイ全国大会への出場にコマを進めました。

今年のインターハイは7/26~8/1の沖縄会場での開催のため、仕事を他に移行しなければならず、調整で忙しい事態になっております。

沖縄には講師時代、スタディツアーに行ったりと特別な思いがありますので、これも何かの巡り合わせだと受け止め、インターハイ期間中は思い切って業務を引き受けないことにしています。

ある意味、息子からもらったご褒美だと受け止め、試合応援と福利厚生の一環として、ゆっくり休養にあてたいと思っています。

 

 

さて、AIがかなり精度をあげてきたため、今後の司法書士業務が危ういなどとささやかれています。

そこで、過去にあった司法書士の危機を振り返りながら、司法書士が不要にならなかった経緯を検証してみます。

 

私たちの受験時代、今から30年以上前は、パソコンが普及しはじめる頃でした。

パソコンが普及すれば、みな、自分でパソコンを使って登記申請するので、司法書士なんて不要となると言われました。

これは、パソコンが利用されたとしても、登記制度の内容を把握できなければ実際には自分では登記申請書の作成ができないため、当時の指摘は的を外れたことになりました。

 

さらに、最近、本店移転などの登記申請を代行するという会社が、正式に登記申請書作成代行業務から撤退を表明しました。

これは、端的にいうと、登記は知的作業が多く、画一的に処理ができないため、司法書士の報酬以下では採算が合わないという理由からです。

 

またロースクールのスタートにより弁護士が増加したら、登記業務にも進出し、司法書士の仕事がなくなると言われましたが、実際には弁護士界での過当競争となり、登記業務へ進出する弁護士は殆どおらず、司法書士の登記業務という職域の影響はないです。

やはり、弁護士といえども、登記という専門分野の実務には簡単には入り込めないのが実情です。むしろ、登記業務をしてはいけない行政書士が本人になりすまして登記を行っている方が問題となっているほどです。

 

おそらく、AIが普及した場合でも、高度に専門的な分野に関しては、AIだけですべての登記業務を代替えしての処理ができず、むしろ司法書士の業務は、AIの普及によって、もっと補助的な業務や単なる事務作業が容易に処理され、スムーズに業務ができる状態になると考えられます。

 

高度に専門的な法的判断は、結局はそれを修得した人=司法書士がしなければならず、成年後見や相続等についての法的な判断をする公的な立場として、むしろ「司法書士」という資格が、相続人や親族等から信頼され、司法書士が関与しているのなら安心して任せられるものとなり、社会からますます必要とされる時代が到来すると受け止めています。

 

 

このブログのランクは下記です。