西宮市長選挙 公開討論会その1 | 大川ひろゆきのブログ 「進まなきゃ、変わらない!」

西宮市長選挙 公開討論会その1

さて、今日は西宮市長選の公開討論会へ行ってきました。


私は、最も政策的に近い、今村岳司さんを支持していますが、
今回は今村さんの話を聞きに行ったというより、
単純にそれぞれの政策と人物を比較してみたいとの思いから参加しました。


この討論会での設問は以下の3点。
①アサヒビール工場跡地の活用方法について
②西宮市立病院の財政について
③子育て施策について


公平にそれぞれの政策と人物を比較しての感想を述べると、


①については、3名とも「都市核」としての位置づけをされていました。
本来なら、都市核としての「あり方」や「位置づけ」といった
基本的な考え方があって、それに基づいて活用方法を考えているはずです。
しかし、それに対する言及はどの候補にもなく、
財政的な観点が主体の議論でした。


河野さんの政策について。
地権者になることで土地利用をリードするというのは一理あるが、
実際の活用まで市がやろうとしている時点でアウト。
これまでの典型的な公共事業の失敗事例がまたひとつ増える可能性大。
また、現職の市長が基本的な考えを述べなかったことに、
言い換えれば、現職の市長にまちづくりに対する考えがないことに、
私は正直、危機感を覚えました。
わが市と同じく「理念なきまちづくり」を推進する恐れがあります。


高橋さんは、わが市の「末広公園」を例に出して、
防災公園の整備を主張していました。
「防災公園のほうが多く国庫補助金がもらえる」的な発言には、
違和感を覚えました。
だってそれも税金だし。プレゼントでもなんでもないからね。
また、「津波等、災害の危険が高いから病院の移転先として不適格」
と言っておきながら、「防災公園」って。自己矛盾・・・。


今村さんは、取得に反対ですから、活用方法について具体的な言及はなし。
市が全体ビジョンを示し、民間主導による開発。という手法を提示。
地権者でもない市がどれほど開発に影響力を持てるのか見えない中で、
市が示したビジョンと民間の開発が一体となるためのスキームについて
もう少し聞きたいと思いました。


トータルで見て、この論点に関しては、
市全体の施策の中での優先順位を示し、
民間による跡地開発の事例を提示した今村さんが優勢かな。


②以降は長くなるのでまた次回。