今考えていること | 大川ひろゆきのブログ 「進まなきゃ、変わらない!」

今考えていること

久々の更新。

新年度を迎え、皆さんあわただしい時期ですが、

私は、この4,5月を「じっくり考える時期」としています。


何を考えているかというと、

これまで取り組んできた「更新問題」に対する市の対応を受けて、

また、都市計画マスタープランの策定を受けて、

これからのまちのあり方についてです。


今回の都市計画マスタープランでは、

3つの都市の将来像に加えて、

コンパクトシティという概念を初めて示しました。

当然これは、この先の人口減少社会を見据えてのことです。


このコンパクトシティという考え方と更新問題の対応策のひとつである

「施設の再配置」は相関性が高く、両方を睨みながら長期にまちを作っていかねばなりません。


ただ、コンパクトシティというのは概念を示しただけであり、

具体的な施策や計画があるわけではありません。

宝塚市のコンパクトシティ化がどのようなものなのか、

議論も整理もされていないのが現状です。


裏を返すと、これから議論が行われる分野と言えますから、

論点になるであろうポイントや議論の手順を前もって整理しておくことが、

議員としてのチェック機能を果たすために必要なことだと思っています。


私も元公務員ですから、どういう視点が抜けやすいかも多少は心得ていますし、

時間軸を持ちながら視点を上げて考えることが政治家の役割だとも思っています。



コンパクトシティの概念が日本で広がりつつあるのは、

基本的には行政の効率化、コスト面での部分が大きいです。

その行政の論理と実際の生活をおくる住民との間のギャップになりそうなのは何か。

コンパクト化によって失われるものは何か。

そもそもコンパクトってどういうことを指すのかなど、

いろんな視点で考えています。

私の中ではまだ、思いついたこと考えたことを整理する時期ではなく、

同じことでも何度も違う視点で考えてみる時期と考えていますので、

ある一定の結論が出るのは、まだ先だと思っています。


そんなことをやっている4月です・・・。