運命という言葉人間は自分の未来を不安がる特殊な生き物である。自分の失敗には目を背けたがり、成功には狂喜乱舞する。そして、自分の選んだ、歩んだ道が間違っていないと信じるため、もしくは諦めるためにこれが運命なんだと信じる。抗えない力によって決められたことだと自分を慰める。これが運命って言葉の実質的な意味。非常に都合のいい言葉である。決まってても、決まっていなくても、僕らは過去を振り返ってしか運命をみれないのである。