OptiPlex 755 の CPU ファンを交換してみる | フリーランスエンジニアのお気楽日記

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今日はやっちまった系のネタをひとつ。

電源も交換し、SSD化も完了、ビデオカードも新調した Dell OptiPlex 755(MT)。ただ最近気になり始めたファンの音を軽減しようとファンを交換することにしたんですが、いざやってみると上手くいかず失敗。買ったばかりのファンを無駄にしてしまいました。

Dell OptiPlex 755

これがファン交換前のデフォルトの状態。中央の黒い箱のようなモノの中にファンと CPU ヒートシンクが収まっています。

Dell OptiPlex 755

どこからファンが取り出せるのか分からなかったので、とりあえずネジが外せたヒートシンク部分のカバーを取り外す。と思ったらヒートシンクと一体化されてたんだ(知らなかった)。ヒートシンクも一緒に取れてしまいました。

Dell OptiPlex 755

ファンが丸見えに。予定外だけど作業しやすくなったので結果オーライすかね。

Dell OptiPlex 755

取り外したファン。AVC DD12038B12H。DC 12V 1.05A、120x120x38mm、最大48dBA、最大4400RPM、最大110.89CFM。38mm 厚のファンはごつい。

Dell OptiPlex 755

対して交換するファンがコレ。GELID Solutions WING12PL-BL。DC12V 0.45A、120x120x25mm、最大26.8dBA、最大1800RPM、最大75.6CFM。ブルーLED。若干風量は落ちるんですが外部電源を使って試しに回してみるとうるさくなくそれなりい強い風が出てるので問題はなさげ。バランスいいファンだね、我ながらいいチョイス。使ってみて CPU 温度が極端に上がるようならその時に考えればいいかなと楽観視。

Dell OptiPlex 755

新旧。

Dell OptiPlex 755

付属の防振ゴムブッシュで固定した後に気づいたのが、マザーボードのコネクタ。形が全然違うじゃん。ピンの本数も違うし……。元のファンケーブルを見たら 5 本のうち 1 本は未使用、ということは端っこの 1 本を使わないだけ?ならコネクタの周りの囲いをカットして 4 ピンの WING12PL-BL を挿すだけじゃん、楽勝ー。

Dell OptiPlex 755

なんて楽観的な考え。とりあえずコネクタ部分の邪魔なところを加工。元のケーブルを参考に一番左のピンを使わないようにケーブルを挿して完成!

Dell OptiPlex 755

CPU、ヒートシンク共にグリス跡を掃除。熱伝導のいい銀入りシリコングリスを塗ってヒートシンク部分を取り付けて作業完了。マシンの電源を入れます。

しかしファンが回らない。ファンのケーブルの差し込む向きを色々変えてみると LED はつくが回らず。位置をずらして挿し込むと LED もつかず。おや、やな感じ。一旦取り外し、先程試していた外部電源で試してもまったく回らなくなってました。あれー。壊れた?

結局、何をやっても回らずで新しいファンをダメにしてしまった様です。綺麗な青色と風量、ノイズのバランスが良さそうなファンだっただけに非常にがっかり。良いファンなだけに値段もいい値段だったんです。後になってちょっと調べてみると、DELL のファンコネクタは独自の 5 ピンで市販のファンがそのままでは使えないらしい。

その後、もう一度ヒートシンクから取り外して元のファンを取り付ける虚しい作業を行ったのは言うまでもありません。