相変わらず、寝てる。
実家にいても寝てる。
眠る為に生きてる。
とりあえず、明後日、レスパイト入院から退院だわ。
入院中も、叫ぶ人が退院して行ったから、夜は静かになった。
ぽっくんは、うるさいのは苦手だ。
特に、施設で聞く、奇声が苦手だな。
病院の叫び声は、まだ耐えれるな。
まぁ、静かなのがいい。
不思議なもんだわ。
テレビも見ないもんな。
良かったこと。
缶コーシーを飲んでるなう。
病院の外は青空。
雲も見えるけどね。
外は暑いらしいけど、病院の中は、冷房が効いてて涼しい。
暑い外を歩きたい。
汗だくになっても、歩きたい。
車椅子じゃなくて、歩きたい。
ぽっくんの居場所は何処なんだろう？
考える事が、楽しみも無く、悲しくなるような事ばかり。
健康な頃は、10年前くらいになる。
10年前の記憶ばかり、脳味噌を巡る。
たぶん、びまん性軸索損傷からの高次脳機能障害で、新しい記憶が覚えれないから、なおさら昔の記憶ばかり出てくるんだと思う。
病院は、死にそうな高齢者ばかり。
あとは、仕事中のスタッフ。
相変わらず。泣きたくなる。
泣かないけどね。
良かったこと。
天気。
ぽっくんは、レスパイト入院中ね。
急性期の病院に入院してる。
いつも思うが、死にそうな高齢者ばかり入院してる。
リハビリに行っても、死にそうな高齢者が歩くリハビリをしてたりする。
ぽっくんは、歩くことも不可能で、足のマッサージをしてもらってる。
それが、リハビリなのか？
って思うけど、それだけ動けないし、回復もしないって事やね。
現実問題、人間の寿命が伸びて、年寄りが増えてるから、病院や施設に高齢者だらけになる。
この命が伸びるのはいい事なのかな？
ぽっくんも、死なないから病院で生きてる。
でも、これ以上回復も無く生かされてる。
死ねと言われると勇気無いから生きてる。
なんか、病院が老人ホームになってる。
リハビリが、老人の運動になってる。
そうな風に、ぽっくんには見える。
そして、見えないところで、人が亡くなってるんだと思う。
老人も、ぽっくんも、実家に帰ると邪魔者なんだろうな。
老人は、退院したら実家に帰れるのだろうか？
永遠に施設の人もいると思う。
もう実家に帰れない。
自分の建てた家に帰れなく、老人ホームに帰る人もいると思う。
ぽっくん、脊髄損傷して、住んでた家に、一度も中に入ることも無く売られた。
車は退院する前に、売られた。
ヴェロッサね。 今、カローラに乗ってる。
ヴェロッサは、シートが自動で高さが調整出来たし、車高も低めの車だった。
もしかしたら、脊髄損傷の身体障害者のぽっくんは、乗り降り出来たかもしれない。
ただ、車椅子を積み込むとなると大きな問題が出てくるけどね。
また、ヴェロッサに乗りたい。
軽トラは、廃車ね。
健常者が身体障害者になると、人生が狂うし、まわりの家族のじんせいも狂う。
こんなのばかり、考えてしまう。
どうにもならないのに。
ある意味、そんだけ暇なんだろうな。
暇だから、そんなのばかり考えるんだわ。
寝て現実逃避しかないな。
寝て現実逃避するぽっくんは、何のために生きてるんだろう。
病院や薬屋とか、その他いろんな人の、雇用の為なのかな？
国民の税金をガンガン使って生きてる。
悲しくなるな。
良かったこと。
寝る。