母が亡くなってから2週間が過ぎました。




最初は受け入れているような、受け入れていないような心境で、まだ寂しいと思う余裕もありませんでした。

葬儀が終わった次の日に母の夢を見ました。

病室にいて付き添っている自分。

そこで目が覚めて「今日は誰が病院に行くんだろう?」ととっさに思いましたが、もう行かなくてもいいんだということをゆっくり思い出しました。




母は「早く楽になりたい」と言っていたので、長患いしなくて良かった。

ジュースを飲むにも苦労しながら飲んだり、やせ細り辛そうな母を見ているのも辛かったので、亡くなった直後はそう思っていました。

なので少しほっとしていた自分もいました。


姉と母のことを話していると母ならこう言いそうだというフレーズが出てきて『心の中にはいつも母がいる』そう思えると思っていました。





でも、亡くなった直後よりもその後少しずつ悲しみが来ると聞いたことがあったので、自分もそうなるのかな・・・と思っていたらその通りでした・・・





1週間実家で過ごし、その後一人札幌に戻ってから少しずつ寂しさがこみ上げてくるようになりました。

一人でいるとつい母のことを考えてしまいます。




母と行った場所。

母と見た物。

母と喧嘩したこと。

母と話したこと。




ふとしたことで母を思い出すと涙が出てきます。

やっぱり今はまだ心の中にいるということで満足できない自分がいるようです。





でも、きっと少しずつ受け入れていくしかないんだろうな・・・


胃がんキロク



腹腔鏡あとに転移していると言われ、母の前で私が泣いたときに母は言った。




「泣かないで・・・」



そしてその後のメールにはこう書かれていた。




「心配かけてごめんね。頑張るから」







たぶん母が今の私を見たらこう言うと思う。





「大丈夫。ちゃんといつも見てるからしっかり頑張りなさい」





きっとそう言うと思う。

でも、今はまだ思い出して泣かせてもらいます。

少しずつ頑張るので見守っててください。