よく「芸術はまだ誰もやったことのないこと」とリンクされがちです。確かに昔はそうでした。しかし、「新しいもの」は90年代後半には既に出尽くされた感があります。つまり、今更誰もやったことがないことをしようとすること自体が、もはや古い考え方であり、古い芸術のあり方です。では、現在の芸術のあり方とは何でしょうか?答えは作者に委ねられますが、私の場合、既存の技術と独自の世界観を融合させることで既存の概念を打ち壊し、作品に息を吹き込んでいます。なので、ジャンルや時代を感じさせない作品に仕上がっていると思っています。作者は芸術のあり方に真っ向から立ち向かわなければならない、中途半端では壁は破れないと肝に銘じるべきです。