●不幸を呼ぶお土産(おみやげ




友人や家族が旅行に行った時、


よくお土産を買ってきてくれますね。






なかなか手に入らない土地柄のお土産をもらうのは嬉しいものです。


ある時は、新鮮な魚介類だったり、


ある時は、美味しいお菓子だったり、







しかし、





これからお話する事は、


そんなお土産をもらったばっかりに、


不幸を呼び寄せてしまった家族のお話です。







私の友人に山形さんという方がいます。





父親が三大財閥の会社の部長さんという事もあり、


毎年、お付き合いのあった方がたから沢山のお歳暮がくるそうです。


家も豪邸とまではいかないにしても、


大きな庭と、車2台分の駐車場。


コンクリート3階建ての家というかまえでした。





山形君とは、クラブ活動が一緒で、


2回ほど、お宅をお邪魔した事がありました。









私の家は、当時会社の社宅のアパートだったので、


随分、山形君の家をうらやましいと思ったものでした。







ところがある日、


山形君の顔色が暗いのです。




まわりの人の噂では、


彼の父親が手がけたプロジェクトが失敗し、大赤字を出したらしいのです。


それで、彼の父親は、北海道にある子会社に左遷されたらしいという話でした。





ああ、山形君も引越すのかと思っていたら、


しばらくして、父親だけが単身赴任で北海道に行きました。


同級生のみんなも、どう山形君に話しかけたらいいのか、


どう励ましたらいいのか、分らないでいました。







それから1ヶ月たった時、


今度は、


山形君の母親が、急に肺炎になったのです。


緊急入院となり、北海道からオヤジさんも飛んできたといいます。




なんか次々と山形君に、災難らしきものが起こる感じでした。


それでも山形君は、


病院と家と学校を自転車で往復する忙しい生活をこなして、


なおかつクラブ活動も頑張っていました。







ところが、


これが次なる不幸を呼んだのです。








ある日、


山形君が自転車で病院から自宅へ帰る途中に、


転倒して足の骨を折ってしまったのです。





当然クラブ活動は辞める事になり、


母親と同じ病院に担ぎこまれました。





彼の家の幸不幸が、あまりに急角度に変わったので、


みんな、「人生って分らないねぇ」と噂したものでした。






翌々日、


クラブの仲間4人で、病院にお見舞いに行きました。









その時、山形君が最初に私達に言った言葉が、


「怖い。」でした。








山形君は、自分の足の事よりも心配している事があるようで、


私に、




「頼む、


 今、妹が一人で家に居るんだけど、心配だ。


 今度は妹に災難が起きるんじゃないか」



と、妹さんの事を心配していました。






「この3ヶ月、急に悪い事ばかり起こるんだ。


 何かおかしいんだ、


 家に行って、見てくれないか」という相談でした。








私は、クラブの人達と、その足で山形君の家に向かいました。






やがて、



山形君の家で、






山形君一家を不幸に落とし入れた


元凶に出会うのです。







 
後半は、明日のブログに続く。