●愛の忘れ物
このお話は、昨日のブログ(●急に痛くなる手首)の続きです。
従って、昨日のブログ(http://ameblo.jp/hirosu/entry-11050327923.html )
を先にお読みください。
そしてから下をお読み下さい。
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ある日、急に手首が痛くなったお客様がいました。
しかも両手首が、締め付けられるように痛くなるといいます。
痛む場所は、手首よりやや下辺りだった。
痛みがあるのは、週2回位だという。
やがて、痛みもひいたので、占いを再開し、
無事終わって、帰られる時だった。
また、あの腕の痛みが、彼女の腕にやってきたのである。
「痛ったたたっぁ!!」
普段は、週2回痛くなるものが、
私の前で、すでに2回痛くなっている。
これは偶然なのであろうか?
私は、帰ろうとする彼女に、
今一度、声をかけた。
「いつ頃から、その痛みは起こるようになったですか?」
「3年位前からです。」
3年も前から、両手首のやや下辺りが傷む。
両手首のやや下辺り?
「腕立て伏せとか、運動で怪我されたという事はないのですか?」
「私、運動は苦手で、
そんな腕立て伏せとかはしたりはしません。」
他に手首の下辺りといえば、何だろう?
「ブレスレットとか、ミサンガとかしててキツク締め過ぎた事はないですか?」
「ブレスレットはした事ありますが、両手首ではありませんし、
キツク締め過ぎた事はありません。」
なるほど、お手上げである。
やっぱり分らないなぁ。
「医者には、両手首が同時に痛くなる原因とかは、聞かれたのですか?」
「いえ、両手首が同時に痛くなったのではないのです。」
「ああ、そうでしたか」
「始めは左の手首の下が痛くなって、
半年後あたりから、右の手首の下が痛くなりはじめたのです。」
「半年も後から・・・ですか」
痛みに時間差があったんだ。
なんの変哲も無い事のように思えるだろうが、
時に、この時間差こそが、謎を解く鍵になる時がある。
そして、
今回も、この時間差が、
この不思議な痛みを解明するカギになったのである。
私は質問を変えてみた。
「3年前、
左腕(手首の下辺り)に何かしてませんでしたか?
そして、その半年後に、
それを右腕にもしたという事はありませんでしたか?」
すると、彼女は少し考えてから、
ちょっと驚いた様に言った。
「あっ、あります。」
「あるんですね。
それは、何ですか?」
「時計です。」
「時計?
じゃあ、
3年前、その時計を左腕にした。
すると、左手首の下あたり、
つまり、
時計をしていた所が痛くなったので、
半年後に、
その時計を右腕にするようになった。
すると、今度は、
右腕の時計をしていた所が痛くなったので、
今はその時計は、していない。
でも痛みは今だにする。という訳でしょうか?」
「そうです。」
「その時計は、どこで買われたのですか?」
すると、なぜか彼女は、
言いにくそうだった。
「買ったのではないのですね?
拾ったのですか?」
「はい。」
彼女の話をまとめるとこうだった。
3年前の事である。
彼女が大学に通学している時だったという。
ある日、電車の中で、
女性用腕時計の時計が椅子の上にあるのを見つけたのだという。
それは、彼女が以前から欲しかったグッチの女性用腕時計だったという。
何度も忘れ物として届けようと思ったのだそうだが、
あまりに素敵な時計だったので、
自分のものとしてつい使ってしまった。という。
状況から言って、
霊障の可能性が十分考えられるケースだった。
私は彼女に、その時計の供養を勧めた。
家に帰ったら、
高いタンスの上とかに、その時計を置き、
毎日、水とお線香をあげてこう言ってください。
「時計を勝手に使ってしまい、申し訳ありませんでした。」
と心から謝ってください。
これを100日続けて下さい。
それが終わったら、
その時計を拾った駅に忘れ物として届けてください。
拾った当時の日付を言って、すっかり忘れていたと言って詫びてください。
すでに痛み発症している霊障の場合、
供養に時間がかかるのである。
その後、
1ヶ月ほど過ぎた頃から手首の痛みは自然と無くなったという。
そのグッチの時計に、
どんないわくがあったのかは、分らない。
しかし、
きっと、その時計に、
無くしてしまった持ち主の気持ちが
かなり入っていたと思われる。
というのは、
時計の裏ブタに、ある刻印が彫ってあったという。
「Foever Love from Ryo」と。
もしかしたら、落とした女性にとって
とても大事な時計だったのかもしれない。
例えば、
無くなった夫の形見だったとか
「りょうより、永遠の愛を君に・・」