29日は終日、市議会の環境建設常任委員会でした。来年度予算案の審議が中心です。

 予算審議というとテレビ中継される国会の予算委員会をイメージされる方も多い方と思いますが、大和市議会は予算委はなく、各常任委員会でそれぞれの所管事業を審査していきます。分厚い予算書を1ページずつめくっていき、委員が質問したい事項を一問一答形式で問いただすというスタイルです。

 私は環境建設委員として、前年度と予算規模の開きがあった事業を中心に質問しました。この委員会が所管する事業は、交通安全対策などを除いてとっつきにくい内容が多く、理解するのに手こずります。


 質疑で明らかになったトピックをいくつかご紹介します。

 大和市内の放置自転車は、平成21年度に5467台あったのが26年度には2990台に半減したそうですが、「指導員や巡視員が駅前で警告札を貼っているので、啓発の効果が出ている」ということでした。

 一方、住宅用の太陽光発電システムなどに対する補助金の申請件数は、東日本大震災直後の平成24年度をピークに減少。関連予算も来年度は2割程度、減っていました。太陽光発電ブームは過ぎ去ったのでしょうか…。

 驚いたのは、市内で防空壕などの地下壕がこれまでに95カ所確認されているということです。来年度予算案には、地下壕の位置を調査する「特殊地下壕対策事業」も盛り込まれていました。行政には、なかなか想像もつかない様々な事業があるんですね。