中博オフィシャルブログ -2ページ目

中博オフィシャルブログ

中塾(http://nakademy.jp/)主宰である中博のオフィシャルブログです。


テーマ:
<オバマ来日に思う>

 米国・オバマ大統領の来日で、日本中が大騒ぎしていましたが、と言ってもマスコミ、とりわけテレビ局ですが、いろいろ考えさせられました。たまたま当日銀座にいましたので、警備のあまりの物々しさに白けた気持ちになりました。

只、米大統領18年ぶりの来日にも拘らず、日本人の歓迎ムードが冷ややかだったのは当の銀座の雰囲気からでもわかります。天皇陛下歓迎の国賓にも拘らず、夫人同伴もなく(中国には子供含めて家族一同訪問)日本国民の感情を冷ややかにしたことは間違いありません。

 実際テレビのオバマの会見を見ると、極めて人間味のない魅力なきアメリカ人だとわかります。言葉に何のセンスもありません。法律一筋でのし上がり、「Yes We Can」のワンフレーズだけでのし上がった人物だとわかります。
(米国でも友人がいないことで有名)

よくこんな人物が大統領になったことなあ、と思うばかりです。
 恐らく米歴史上、愛嬌のない大統領No.1でしょう。前のあのブッシュ大統領が素晴らしく思えるから不思議です。オバマは日本のことなどこれっぽっちも好きではないでしょう。というより「二大大国主義」を掲げる、中国だけが気になるのでしょう。

すきやばし次郎はアメリカからの要望だと報道ありましたが、大嘘でしょう。
オバマは握り半分しか食さなかったらしく、名匠小野二郎さんは悔しかったでしょう。

小野さんは最初の一品から最後のネタまで、全品計算し尽して客に供する名人です。たぶん客がオバマでなく日本人だったら、「あんたはここで鮨を食べる資格はないですね!」と辛口の言葉を投げかけていたことでしょう。

 さて肝心のTPPです。これは全くの想像ですが、こんな場面の連続だったでしょう。

 通商代表のフロマンはもともとオバマのハーバード・ロースクールの時代からの弁護士仲間です。オバマの日本嫌いは彼も十分承知しています。自身は金融のシティーグループ出身で、傲慢で強欲な体質の中で育ってきています。おまけに今回の交渉には各企業利益グループの弁護士も帯同しています。彼らは、牛肉や豚肉の利益代表そのもの連合艦隊交渉であたっています。政府交渉というより、利害者の直接交渉に近い形です。

 交渉は勿論、超強腰です。というより「恫喝」です。ペリーの恫喝外交の成功事例を十分承知しています。

机をガンガン叩き、大声でどなります。「お前らは世界を知らないんだ。この条件を飲まないなら、今度は世界がお前らを相手にしなくなるのだ。」
「大体、誰のおかげで平和に暮らしていけると思っているのが。そのことを考えるなら、全てアメリカの言うことを聞くのが、筋ではないか」。

 また大きく机をたたいて、
「今までだって、毎年の米国年次要望書に文句も言わず、従ってきたではないか」
「もし今回俺たちのことを聞かなければ、日米関係はどうなるかわからんぞ」
西部劇であれば、ピストルの銃口を突き付けているところです。ドンドンドンと机をたたく音と、怒鳴り声の終始であります。恫喝、恫喝、恫喝。
と推測するばかりです。あくまで推測です。
 
 日本側は今回よく我慢し、粘り強い交渉をしたと思います。恐らく後世、外交史の一ページになると思います。しかし結果は日本の全面的負けとなるでしょう。表面は3勝3敗に見える形に発表されると思いますが、実態は1勝5敗、金融や保険・特許などなどを入れると、1勝6敗、7敗になります。1勝はお米だけでしょう。

 今や日本は、変化に対応できる国家体制を至急に作る必要があります。
なぜ日米間では屈辱的な交渉しかできなのでしょう。それには明らかな事実があるからです。日本は米国の属国だからです。誰がどう言おうが、この国は米国の軍事力で守られている、非自立国なのです。その象徴が日米安保の中の「日米地位協定」です。この協定により米国は日本の中で好きなように軍事力を展開できるのです。これはほとんど、占領状態と変わらないのです。

 今多くの企業はグローバル展開を目指さざるを得ないですが、その展開する際のパスポートの裏に星条旗が刷り込まれていたら、純粋な戦略遂行はできるでしょうか。いかなる大企業でも数千億のみかじめ料を、恣意的に召し上げられたら、存続は確実にありません。いわんや中小企業は。

 TPPはある程度推進することはやむを得ないでしょう。しかし日本文化そのものを破壊してしまってはどうにもなりません。そのためには自立した国家と自立した政治家が、対象国と交渉するという王道の確立が必要です。
今回の米国の恫喝的TTP交渉を見ると、日本人は変化を受け容れるための「第3の開国」を自ら自身で堂々と成さなければいけないと、痛感しました。

(この件、つづきます)

Ameba人気のブログ