2015年06月20日 巨人 vs 中日 観戦記  巨 7-1 中 | プロ野球は巨人・Mリーグはコナミ好きなオヤジのブログ

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子供の頃から巨人ファン。小学生で麻雀を覚え、高宮プロのファンになりMリーグではコナミを応援中。昨年野球のWBCで中川絵美里NCのファンになりました。Mリーグでは菅原千瑛プロに期待しています。

2015年06月20日 本日の巨人戦観戦記


 巨人 vs 中日 11回戦 東京ドーム 14:00PB  巨人 5勝5敗


     先発投手 巨人 マイコラス 2勝3

            中日 バルデス  2勝6敗


 巨人の原監督は今日の試合に杉内ではなくマイコラスを指名した。確かに杉内の方が投手としての完成度は高いが、中盤で崩れて長いイニングを投げられないという欠点がはっきりとしている。それに比べてマイコラスは波があるがツボにはまった時の投球は相手打者をねじ伏せるだけの力があり三振も取れる投手である。そしてそのマイコラスが7回を見事に無失点に抑えて巨人が快勝した。やはり勝てないオーラが大きかったのは巨人ではなくバルデスの方だった。


 両投手の立ち上がりが注目された中、巨人のマイコラスは先頭の大島にヒットを打たれるが後続を打ち取って無失点で切りぬけた。一方の中日のバルデスも先頭長野にヒットを打たれるという同じような立ち上がりだったが、こちらは続く井端の犠打で1死2塁とされて続く亀井にセンターにタイムリーヒットを打たれてあっさりと巨人に先制点を許した。巨人はその後も阿部・村田の連続四球で2死満塁まで攻め立てたが、相川が打ち取られて1点しか取れなかった。立ち上がりのバルデスを潰すチャンスだっただけにあと1本がほしかった。


 その後は両投手ともランナーを出しながらも何とか抑えるという展開で、4回までで三者凡退だったのは3回裏の巨人の攻撃だけというなんとも言えない展開。当然昨日の後半での逆転の悪夢が蘇りそうな感じだった。しかし巨人は5回表先頭長野のショートゴロをエルナンデスが悪送球して無死2塁とチャンスを作ると、井端が進塁打を打って1死3塁としてまたもや亀井が左中間にタイムリー2塁打を打って2-0とリードを広げた。しかしここでも後続が凡退して1点しか取れなかった。本当に今日は勝てるのかという不安はまだ消えない。6回は両投手とも三者凡退で切り抜けた。バルデスは7回表に打順が回ってきたわけではないが6回で降板した。


 7回表はマイコラスは1死から森野にヒットを打たれるが、続く和田を内野ゴロ併殺打に打ち取って無失点で切り抜けて7回裏の打席に向かった。中日は2番手に田島を投入したが、なんと先頭のマイコラスに四球を出してしまった。昨日の試合を見ていたら当然マイコラスは8回も続投すると100パーセント信じていたが、ここでなんと原監督がベンチから出てきてマイコラスに代走鈴木尚を使ってしまった。そして続く長野はライトオーバーの2塁打を打って無死2・3塁ととどめを刺すチャンスを作った。そして出ました井端に代えて代打由伸の起用。この流れは完全にツボに入った流れであり最低でも犠牲フライで1点は入ると確信して見ていたら、なんと由伸の打球は左中間にぐんぐん伸びてスタンドへ届く3点本塁打となって一気に5-0と昨日の悪夢を払拭した。


 しかしこの回の采配は賛否両論なのではないだろうか。たまたまこの回に3点入ったから巨人はほぼ勝利を掴むことが出来たが、もしこの回が無得点で終わっていたら2-0という状況でマイコラスが交替という事になっていた。果たして山口・マシソン・澤村で今日の2点リードを守る事が出来たのかという疑問が残った。私から見れば、終盤に2点リードを守りきる自信がないから無理やりに3点目を取りに行った采配だと感じた。つまり攻めるべきところで攻めたというより守れないから攻めてみたらたまたま得点が入ったというだけで、今日はたまたま成功したが何度も通用するような作戦ではないと感じた。


 実際に8回表に2番手山口が登板したが、福田に右中間にソロ本塁打を打たれて失点した。結果論だが、もし7回裏に得点出来ていなかったら2-1となっているところだった。巨人は8回裏にも中日3番手の西川から相川の四球・鈴木のヒットでチャンスを作ると、昨日から絶好調の長野がセンターオーバーの2点タイムリー2塁打を打って7-1としてさすがに今日の試合は決着がついた。9回表はマシソンが登板して上位打線を三者凡退で抑えて試合終了となった。交流戦で7勝しかできなかった両チームだけあって負けるときはチームの弱点がはっきりと出るし、前日の勝利が次の日につながるというような雰囲気があまり感じられない。これが好調とは言えないチームの姿なのだろう。横浜が今日も連敗が止まらずに阪神がとうとう2位に上がってきた。そしてシーズン前に上位予想されていた広島もついに単独最下位を脱出した。これからのセリーグは縦長になるのか団子状態になるのか楽しくなってきた。とりあえず巨人の連敗は4で止まり、貯金を保つ事が出来た。


       勝利投手 マイコラス 3勝3敗

       敗戦投手 バルデス  2勝7敗


2015年06月20日 本日の感想


「 由伸は 阿部より使える 選手だぞ!! 」


 今日は代打で一振りで3点本塁打を打って試合を決めた由伸だが、シーズンの初めは今一つ調子が上がらなかったが、徐々に調子が上がってきているようである。阿部が長年の捕手・キャプテン・4番という仕事を任されて勤続疲労がはっきりと出ているのに対して、由伸は近年は怪我が多くてあまり試合には出場していない。しかし逆を言うとその分まだ少しは余力が残っているとも考えられるし、井端・相川・金城らの活躍も刺激となって相乗効果を出せる状態になっているといえる。あまり負担をかけない状態で大事に使っていけば、今後必ず結果を出してくれる選手だと思う。今日のように長野・亀井らが活躍して、大事なところで由伸登場というのが巨人の勝ちパターンになるのではないだろうか。



2015年06月21日 明日の巨人天気予報


「 明日の降水確率は50パーセントです 」


 明日の先発は巨人ポレダ vs 中日山井の対決。巨人ポレダは6月9日の日本ハム戦で5回3失点で敗戦投手になって以来中11日での登板でここまでの成績は5勝3敗。一方の中日山井は6月10日のロッテ戦で6回3失点(自責点は1点)で敗戦投手になって以来中10日での登板で今季の成績は2勝6敗と調子が上がらない。昨日から長野が1番とい定位置に戻って活躍したおかげで少し巨人の打線が活発になってきた。にもかかわらず互角という予報を出したのは山井がこのままの成績で終わるはずがないという予感がするからである。吉見が使えない状態で実質の右のエースとして期待されていた選手だけに持っている能力は一級品である。その才能が明日発揮されるのではないかという予感がするので、あえて巨人有利という予報は出しませんでした。ポレダも不安定な要素があるだけに序盤の立ち上がりが勝負でしょう。


 ここで一つだけ私の心配を書きます。これまで毎週日曜日に登板していた高木勇投手が明日の先発ではありません。毎週決まって日曜日に登板という規則正しい登板でチームを支えてきた投手が日曜日の登板から外れます。普通に考えれば来週の横浜の2連戦で杉内・高木勇という二人が登板するという事が予想されますが、ルーキーが今までとペースが変わってもこれまで通りの投球ができるのかが注目です。もう一つ考えられる事は、高木投手の疲労を考えて1回登板を飛ばしてまた来週から日曜日に登板させるという休養という考え方です。はたしてどちらが正しいのか来週が楽しみです。