U太郎のレースに先立ち、私のレースがありました。
前夜は10時に就寝。朝、5時に起床。U太郎を叩き起こし、朝飯は切り餅4個を磯辺巻きにして頬張りました。
ハーフマラソンのスタートは9時30分。立川駅に到着したのが7時45分頃で、約15分ほど歩いて昭和記念公園の入り口(立川口)に着き、事前に大会事務局より送られてきた仮入園券で入場。
入り口近くのトイレが空いておりましたので、まず用便をすませ、会場である「みんなの原っぱ」に向かいましたが、まあ、その遠いこと遠いこと。20分は歩かされました。要するに、立川駅から受付まで35分かかる計算です。駅に着いて安心していると確実に遅刻しますね。
結局受付を済ませたのが8時30分過ぎ。大急ぎで着替えをし、本日のエネルギー源であるバナナ2本と「ヴァーム」を1パックチャージしました。ストレッチをして軽くアップをしていると、場内アナウンスが、選手にスタート地点への移動を促しております。
ハーフマラソンのスタートは、自衛隊立川基地の滑走路ですので、メイン会場から数分ほど歩いて移動しなければなりません。大急ぎで小用を済ませ、U太郎に荷物と着替えを託してスタート地点に向かいました。
スタートはゼッケン番号順に整列です。既に上着を脱いで半袖になってますが、周りの参加者の熱気で寒さを感じません。しかし、ついさっきトイレに行ったばかりなのに、スタート直前になってまたトイレが気になりだしました。
10kmくらいのレースなら我慢しちゃいますが、今日は2時間近い長丁場になります。でも、立川駐屯地内の仮設トイレは少なく、もはや並んでいる暇はないかもしれません。どうしようか迷っている内にレースがスタートしちゃいました。まあ、走っている内にどうにかなるでしょう。
スタートから4kmあまりは立川基地の滑走路を2週周回します。周りのランナーに合わせて意識的にペースを抑えて入りました。途中で2kmの表示がありましたのでラップを取ると10分53秒。1km5分30秒弱のペースです。
よし、このまま成り行きでキロ4分50秒前後までアップしよう
2週目、3km地点のラップは4分54秒。遠く反対側を学生ランナーの大群が私たちに反走して行きます。3km走る間に、学生たちとはもう1kmあまり差をつけられてしまった計算になります。
数百人の学生ランナーの走る様は圧巻です。U太郎をメイン会場に置いてきてしまいましたが、連れて来て学生ランナーの走りを生で見せてやっても良かったなと後悔しました。
4kmのラップが4分55秒。いいペースです。
5kmのラップが4分44秒。ちょっと上がってしまいました。コースは自衛隊の基地を出て立川市内に入ります。走り始めてから、頭の中でずっとトイレ警報が鳴ってます。ゴールまであと1時間20分。我慢できるかなあ。
市内に出て、6kmのラップが4分58秒。走路が狭く、ちょっと抑えられたようです。
以下、9kmまでのラップです。
7km 4分56秒
8km 4分58秒
9km 4分56秒
我ながらしっかりキロ5分をキープしてます。ただ、トイレに行きたい...。
10km手前で、トイレの案内表示があり、団地の中にある小さな公園内のトイレが見えました。何人かのランナーがコースを外れてトイレに向かいました。私も行こうかなと思ったのですが、せっかくいいペースで走っているので、ここでタイムロスするのは惜しい気がして、結局スルーしてしまいました。半分終わったので、何とかなりそうです。
10km 4分55秒
それにしても、この大会、距離表示が丁寧です。このくらい細かく表示してもらうと初心者でもペースメイクがし易いですね。レースも半ばに達し、今まで一緒に走っていたランナーの一部がツツーッとペースを上げました。私も釣られそうになりますが、まだ我慢です。
突然、11kmの表示が現れました。
え?さっき10km過ぎたばかりのに?表示の間違いでは?
と、時計を見ると4分45秒でした。時間的に1km位は十分走っています。いつもは1kmがずいぶん長く感じられるのですが、今日はかなり短く感じられます。それだけ調子が良いのでしょう。
11km 4分49秒
12km 4分51秒
ペースも自然に上がり、走行距離も伸びて行きます。こりゃ自己新行けるかも。
コースは、11km辺りから昭和記念公園の外周にかかっておりますが、既に公園内のコースに入った学生ランナーたちが私たちと同行で走っているのが見えます。その走りは、まるで滑っているかのように感じられます。動きに無駄がないからでしょうか。
13km 4分50秒
ここから再び公園内に入ります。レースの序盤、ずっと頭の中で鳴っていたトイレ警報もいつの間にか鳴り止んでます。汗になって出ちゃったのかもしれませんね。(^^;
14km 5分06秒
えっ?
さすがに足が少し重くなってますが、ペースダウンした自覚は全く無いのに、ラップが急激に落ちているのはどうしたことでしょう。少しペースアップしなくては。
15km 5分13秒
おかしいです。むしろペースアップしたはずなのに、さらにラップが落ちてます。これが俗に言う「ハーフの15km過ぎ」というやつですね。公園内では、外周コースとは違って多少アップダウンがあるので僅かな登りでも急激に走りに影響するのかもしれません。
16km 4分55秒
やっとペースアップしてきましたが、今までのような楽な走りではなくなって来てます。あと5km。レースもいよいよ終盤に差し掛かりました。もうスパートしましょうか。
17km 4分50秒
ペースは上がってきましたが、1kmが遠く感じ出しました。ペースを一旦巡航モードに落とします。
18km 5分32秒
ええっ?!こんなに落とした覚えはないのに!
19km 5分17秒
ペース上がらない。足が重いです。あと2km。スパートしなきゃ。
20km 4分31秒
よし!このまま。でも苦しい。
最後の1kmはさすがに長く感じられました。やっとFinishラインが見えてきました。最後の力を振り絞ってスパート。
21.1km 5分32秒
最後は1.1kmですから、最終ラップはキロ5分強でしょう。
タイムは、私の時計で1時間45分44秒(RUNNET速報版でも同タイム)でした。これは2006年12月の加須こいのぼりマラソンで出したハーフの自己ベスト1時間44分22秒には及ばなかったものの、公認コースでの自己ベストは更新いたしました。
今回のレースで、マラソンとは、一定のラップを根気良く刻むことが、結局好タイムにつながると言うことを身をもって知りました。
これまでのレースでは、いつも前半に飛ばしてしまい、後半は燃料切れ状態で急激にタイムを落とし、特にラスト5kmくらいはラップも6分を越え、時には7分台に落ちるなど、地獄を見ておりましたが、今日はラップの低下も5分30秒程度に抑えられましたし、全般的に今までよりはかなり楽に走れたと思います。
あとはもう少し走り込んで、スタミナ切れによる終盤の落ち込みを抑えられれば、ハーフ1時間30分台も夢じゃありません。
残念ながら、4月以降は本格的な野球シーズンに入ってしまいますので、11月の上尾シティハーフまでレースに参加できないと思いますが、それまでにはしっかり走り込みたいと思います。